選択範囲指定の裏技
ご注意・ご免責事項
こちらのページの機能は、 Photoshop Elements (Ver.6.0) の機能をご紹介しています。Photoshop Elements のバージョンによっては追加されている機能や使えない機能もありますので、予めご了承ください。
こちらのページの写真は、Cannon Power Shot (型番は720IS)で撮影しました。
この型の Power Shot は単三電池が使えて接写ができる なかなか良いカメラです。
選択範囲を指定する方法でも書きましたが、選択範囲として指定したい部分とそうでない部分の明暗や色味が似ていれば、自動選択ツールやクイック選択ツールで選択しようとしても、同じ範囲のものであると Photoshop が認識してしまいますので、全部を選択範囲に指定してしまいます。
(例:草の葉っぱと茎の部分など)
これを避けるためには、予め、ブルーの紙などを用意して、そのブルーの紙をバックにデジカメ撮影してやるとよいです。いわゆるブルースクリーンってやつです。
もし、暗いものであれば色の明るいもの(白い紙)などをバックにすればよいですし、明るいものであれば、暗いもの(黒い紙)などをバックにデジカメ撮影してやればよいです。
ただ この手法で問題なのが、背景と一体化していてブルースクリーンなどで分離しにくいものや、選択範囲を切り抜いて別の画像に貼り付けたとき、切抜きしたものの周りが黒っぽくなったり白っぽくなったりしてしまうということです。
ブルースクリーンで分離しにくいもので、なおかつ色が似ていて自動選択ツールやクイック選択ツールで選択しにくい場合は、多角形選択ツールやなげなわツールを使ってポチポチと手動で選択範囲を指定することになります。
あと、切抜きしたものの周りが黒っぽくなったり白っぽくなったりしてしまう場合は、選択範囲の縮小で選択範囲を削ってから切り抜きするか、覆い焼き焼きツールや焼きこみツールでふちの部分の明るさを変更してやると良いかと思います。
ただ、選択範囲の縮小で選択する場所を削った場合はふちの部分がガタガタになり、覆い焼きツールや焼きこみツールを使って明暗を調節した場合は、明るさや色味が不自然になることがあります。
切り抜きした写真の加工例
1. 原画
加工前の原画です。
2. 選択範囲を指定して切り抜き
原画を切り抜いた後の画像です。
4. 切り抜いた画像を別画像に貼り付け
白い背景の別画像に切り抜いた画像を貼り付けました。
周りに黒いボチボチが見えます。
5. トリミング
周りの黒いボチボチを消しゴムツールで削除していきました。
6. 覆い焼きツールで明暗を馴染ませる
周りの色を背景色に馴染ませました。
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