Photoshop CC や Illustrator ではなく CLIP STUDIO を使う理由

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今回のIPO本 (世界一やさしいIPO投資の教科書1年生)の挿絵のお仕事 (2023年6-7月) で問題になったことの一つに、私が 『Photoshop CCを持っていない』 と言うことがありました。
出版業界では、Illustrator や Photoshop CC を使っている人が多く、納品もそれらのファイル形式のもの(*.ai や *.psd)で納品するケースが大半です。

一応、CLIP STUDIO にもPSD形式で保存する機能はあるんですが、PSDで保存できると言うだけで、実際にはファイルに含まれる多くの機能は無効化されてしまいます。
Illustrator用のAI形式は保存すらできないですしね。(´〜`)

ちなみに、Photoshop の廉価版の Photoshop Elements だと使用できない機能が多すぎて、写真の簡単な加工やペイントツールでお絵かきくらいしか使い道がありません。
Elements はイラストファイルを印刷用のCMYKに変更する事もできません。
パスが使えないので線画を描くのはとてもしんどいです。
(Elements君のこの存在価値の希薄さよ)

じゃあ Photoshop CC や Illustrator のライセンスを買えばいいと言う話になるのですが、これがまた曲者なのであります。

今のPhotoshopはCSの頃とは違い 『期間限定のライセンス』 なので、契約期間が過ぎれば使えなくなってしまうのです。
1年のライセンスであれば1年しか使えません。

Photoshop CC は1ヶ月から契約できるので 『使うときだけ契約すれば良い』 と考える方もおられるとは思いますが、『納品後にちょっとだけ使用する』 ような時は、『この程度の作業でライセンス払うの?(・_・`)』みたいな感じになってしまうのです。

それでもまだ、価格が安ければまだいいんです。
CC のサブスクのライセンスは <<< 結構お高い >>> ので問題なのです。


Adobe Photoshop プランを比較


後でちょっとした変更やファイルを開くためだけに、CCを使うのは 『<<<<< 極めて >>>>>コスパが悪い』 のです。
結局のところ、どの程度 Photoshop CC を使用するのか、自分のお仕事の単価がどの程度なのかにもよるのですが、Photoshop CC を使用するには、それだけの 『理由』 が必要なのだと思います。

今のところ、出版系のお仕事が他にも入ってくるわけではないですし、大抵のことはCLIP STUDIOで済んでしまうので、現時点では(2023年夏)、私は Photoshop CC を使う予定はないです。( ̄∀ ̄)
(もしまた出版系のお仕事がくるようなら使いますが。(´-`))

次に続く >>

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