選択範囲を指定する方法

ご注意・ご免責事項

こちらのページの機能は、Photoshop Elements (Ver.6.0) の機能をご紹介しています。Photoshop Elements のバージョンによっては追加されている機能や使えない機能もありますので、予めご了承ください。

こちらのページの写真は、Cannon Power Shot (型番は720IS)で撮影しました。
この型の Power Shot は単三電池が使えて接写ができる なかなか良いカメラです。


※ マスキングによる選択範囲の指定は、Photoshop Elements では利用できないので、こちらのページでは書きませんでした。


Photoshop を使って画像や写真の加工をする上で最も大切であり難しいのが、選択範囲の指定なのではないかと思います。

選択範囲の指定が上手く行かないと、部分的な明るさ・色味の調整や切抜きなどの作業が滞ります。
そこで、選択範囲を上手く指定してやる必要が出てきます。



選択範囲の指定 その1 - 長方形(楕円形)選択ツールで指定する -

長方形(楕円形)選択ツールを使うと、ドラッグした場所を選択することが出来ます。
長方形(楕円形)選択ツールを使うには、ツールバーの長方形(楕円形)選択ツールを選択し、長方形なら長方形選択ツールを、楕円形なら楕円形の選択ツールを選び、選択したい辺りをドラックすればOKです。

楕円の場合、メニューバーの下のツールの設定のアンチエリアスの設定をONにすることで、楕円形の端をなだらかにしてやることができます。



選択範囲の指定 その2 - 自動選択ツールで指定する -

自動選択ツールを使うと、クリックした場所の色を選択できます。
自動選択ツールを使うには、ツールバーの自動選択ツールを選択し、選択したい辺りをクリックすればOKです。一度のクリックで選択できる色の範囲は、メニューバーの下のツールの設定で設定できます。

一度に沢山の色を選択できるように設定すると何度も指定しなおしてやる必要はなくなりますが、選択したくないところまで選択してしまいます。

自動選択ツールは色で選択範囲を決めますので、色が近い場合には思い通りに選択することは難しいです。そのようなわけで、自動選択ツールを使う場合は、明らかに色が違うものを選択する際に使用すると良いかと思います。

ちなみに、メニューバーの下のツールの設定の 『 隣接 』 と言うチェック項目ONにすると隣接している色だけを、チェック項目をOFFにすると隣接していない離れた色も選択することができます。

この自動選択ツールもメニューバーの下のツールの設定でアンチエリアスの設定をONにしたりOFFにしたりできます。
アンチエリアスの設定をOFFにしていると、選択範囲の端がガタガタになります。



選択範囲の指定 その3 - クイック選択ツールで指定する -

クイック選択ツールは、ドラックした辺りの色をドンドン選択してくれます。
クイック選択ツールを使うには、ツールバーのクイック選択ツールを選択し、選択したい辺りをドラックすればOKです。一度のクリックで選択できる範囲は、メニューバーの下のツールの設定で設定できます。
これも、メニューバーの下のツールの設定でアンチエリアスのONとOFFの設定が出来ます。

選択範囲はブラシサイズによって変わります。
広範囲を選択したい場合は大きなブラシに、狭い選択範囲を細かく指定したい場合は小さなブラシにすると良いです。

このツールも色が近すぎると選択したいところ以外も選択してしまいますので、できれば明らかに色が違うものを選択する際に使用するのが無難です。



選択範囲の指定 その4 - 多角形選択ツール(なげなわツール)で指定する -

多角形選択ツールを使って選択範囲をクリックしながら囲めば、クリックした場所を選択できます。
多角形選択ツールを使うには、ツールバーの多角形選択ツールを選択し、選択したい辺りを囲むようにクリックすればOKです。クリックとクリックの間は直線ですので、カクカクした選択範囲になります。

なげなわツールは、ドラッグした場所を選択してくれるツールです。
なげなわツールを使うには、ツールバーの多角形選択ツールを選択し、選択したい辺りをドラッグすればOKです。なげなわツールを使用するとドラッグした場所を選択できますが、手ブレも反映してしまいますので、選択範囲がグニャグニャになります。

多角形選択ツールもなげなわツールも選択範囲が不正確で不自然になりやすいですので、色が近くてクイック選択ツールや自動選択ツールでは選択しにくい場合に限定して利用するのが無難かと思います。



いずれのツールも、一度選択した場所の選択範囲を追加する時は、Shift キーを押しながらドラッグやクリックをすることで追加したい場所を指定しなおせます。
また、Alt キーをを押しながらドラッグやクリックをすることで削除したい場所を指定しなおせますし、Shift キー と Alt キー を同時押しすると、選択範囲内からさらに選択範囲を絞りなおすことができます。

いずれの場合もカーソルの形が変わります。



選択範囲を追加 : カーソルは + (Shift キー)
選択範囲を削除 : カーソルは − (Alt キー)
選択範囲を絞りなおし : カーソルは X (Shift キー と Alt キー)


選択範囲の指定が上手く行かなかったときは、Undo を使って巻き戻せば、何度でも選択範囲を指定しなおせます。

広告