Windowsの電源の設定でブルースクリーンを防ぐ
パソコン内部では、色々なものに電気を使います。
頭脳であるCPU、冷却ファン、メモリなどなど。
この他、USBで何かの付属機器を使用している場合は、それらの機器を動かすための電気も必要です。
これらの機器やPC本体の使う電気が足りなくなると、その機器は誤作動を起こしたり、ストップしてしまったりします。
最悪の場合、ブルースクリーンが出てしまうすることも。
まずは送られてくる電気が足りるようにする
Windowsの電源の設定をする前に、まずはパソコンに送られてくる電気が十分であるようにすることが大切です。
タコ足しすぎて、電力が足りなくなっていそうな場合は、タコ足をやめて、電気コンセントから直つなぎします。
(一般的な住居の場合は、タコ足でもしない限り、よほどのハイスペックで電気食いなパソコンでない限りは、電気は足りるのではないかと思います)
スリープ機能がブルースクリーンの原因に
代を重ねるにつれ、Windows は少しずつ省電力化できるようになりました。
特に、スリープ機能についてはかなりの進化をしてきました。
スリープ機能と言うのは、PCを使っていない時に Windows を休眠状態にさせる機能です。
昔は、このスリープ機能は中途半端機能で、シャットダウンのようにしっかりと電気を使わないと言うわけでもなく、パソコンの電気をつけっぱなしとほぼ変わらない電力の消費をしながら、機能だけは停止している状態でした。
(なので、スリープなんかするよりかは、毎回シャットダウンする方がマシでした)
でも、Windos が進化してスリープ機能がよくなって来たので、シャットダウンから起動しなおすよりも電気代を食わず、しかもスリープからの復帰もあっと言う間と言う、非常に省エネで便利機能になったのでした。
でも、このスリープ機能が原因で、ブルー・スクリーンが起きるケースが出てきました。
例えば、スリープ後に復帰する際、ブルースクリーンが出てしまうなどの症状です。
(殆どのパソコンは大丈夫なのですが、一部の機種、USB接続をしている付属品、一部部品は、問題が起きることがあります)
このような場合には、Windowsの電源の設定を変更してあげることで、ブルースクリーンやフリーズなどの問題を回避できることがあります。
Windows の電源設定の仕方
1. コントロールパネルを開く
2. システムとセキュリティのアイコンをクリック
3. 電源オプションをクリック
4. 電源オプションページが開く
(省電力・バランス・高パフォーマンスから、好きなのを選べる)
Windows8の場合
1. スタートボタンを右クリック
2. コントロール パネル
3. ハードウェアとサウンド
4. 電源オプション
Windows10の場合
1. スタートボタンを右クリック
2. コントロール パネル
3. ハードウェアとサウンド
4. 電源オプション
高パフォーマンス
電力使いまくりモード。
そのため、電源が原因での問題は起きにくい。
パソコンの性能をフルに発揮しやすい。
高負荷の作業やゲームをする時に向いている。
高パフォーマンスで十分に安定しており、バランスプランでも安定してパソコンを使える場合には、バランスプランへ変更するのもあり。
バランス
自動的にあれこれの設定をやってくえる便利プラン。
普通の作業をする場合にはバランスプランで十分。
もし、電力的に不安定なのであれば、高パフォーマンスへ切り替える。
省電力
できるだけパソコンの消費電力を抑えるプラン。
電力の低下でパフォーマンスが低下しすぎた時には、バランスプランか高パフォーマンスプランに変更する。
これらの各プランでは、ディスプレイの電源を切るまでの時間と、コンピュターのスリープまでの時間を設定することができます。
それぞれ 『 なし 』 を選ぶことも可能です。
さらに細かく Windows の電源設定を行う
各プランの横に 『 プラン設定の変更 』 と言う文字があるのでそれをクリックすると、詳細な電源設定の変更と言うリンクがあるので、さらにそれをクリックします。
すると、電源オプションと言うウィンドウが開くので、それで一つ一つの項目について設定できます。
これは意外と重要な設定で、この電源プションの設定項目でないと、変更できない設定もあります。
エラーを防ぐための電源プションの設定
電源の設定が問題で、kp41エラーなどの電源が原因のブルースクリーンにからむ電源プションの設定には、以下の様なものがあります。
USBの電源関係が問題でブルー・スクリーンが発生
もし、ブルースクリーンの原因がUSB関連のものでしたら、一度、このUSBセレクティブ サスペンドを無効にしてみると良いかと思います。
USBで接続されている機器の中には、パソコンを使用中なのに電源を切られてしまうと誤作動やトラブルを起こすものがありますが、そのような機器の場合、USB セレクティブ サスペンドを有効にしていると、問題が発生してしまいます。
USB セレクティブ サスペンド を無効にすると、使用していないUSB接続の付属機器が勝手に電源を切られることがなくなります。
スリープの仕方などで問題が発生している場合
ハイブリッドスリープを有効にしていると、パソコンを使っていない時にこま目にスリープ状態にしてくれるので、より省エネでパソコンを使えます。
でもその反面、ハイブリッドスリープから上手く復帰できずに固まってしまうケースも出てきてしまいます。
そのような場合には、ハイブリッド スリープを無効にします。
広告