【明るさ】 デジカメと光源 【色合い】
デジカメに関係する『光源』には、二種類あります。
1つ目は、『実際の光源』です。
これは、『照明』や『日光』など、被写体や風景に降り注いでいる『実際の光』です。
二つ目は、『デジカメ上の光源』です。
これは『デジカメの設定』です。
設定ですので、実際の光源ではありません。
(Canon の Power Shot (SX 130 IS)では、AUTO・太陽光・くもり・電球・蛍光灯・蛍光灯H(白色蛍光灯)・白データ取り込みがあります)
実際の光源とデジカメの設定上の光源には、以下のような関係があります。
実際の光源
電球 蛍光灯 晴天 曇 |
黄色っぽい温かみのある光 冷たく青白い光 白くて強い光 青っぽく薄暗い光 |
PowerShot SX 130 IS の光源設定
※ 白データ取り込みは除外
AUTO 電球 蛍光灯 蛍光灯H 晴天 曇 | 自動判別 青白っぽい光 淡黄色の光 濃い黄色の光 少し黄色っぽい光 黄色っぽい光 |
と言うわけで、デジカメ上の光源設定は、実際の照明にデジカメの光源を加えて中和して自然に見えるようにするための設定であることがわかります。
(光源を設定したら、その光源のように加工してくれるものではなく)
実際の光源 + デジカメ上の光源 = 写真の光の当たり具合
ちなみに、同じ被写体を同じ照明の元、デジカメ上の光源を変えて撮影すると、以下のような感じになります。
このように、光源の設定により写真の色味や明るさなどは大きく変わりますので、一番イメージにぴったりの撮りたい光源で撮影するのがよいかと思います。
ちなみに、白色の取り込みと言うのは、『白色部分を指定できるモード』です。
白色取り込みモードを利用すると、光源設定では変わらなかったような感じの明るさや色味に変更することができます。
ただし、取り込む白色によっては、変な感じの写真になってしまいますので、注意が必要です。
光源設定のAUTOモードの注意点
光源を『AUTOモード』で自動で設定できるのは設定が楽ですので、簡単に撮影できます。
でも、AUTOモードで光源設定する場合は以下の2点の注意が必要です。
1.設定がうまく行かず、青黒い写真になってしまう
本当は、『蛍光灯』の設定にならなければならない所が、『電球(白熱球)』の光源設定されてしまった時で起こりやすいです。
このような場合は、『AUTOモード』から『蛍光灯』や『太陽光』などの光源モードに自分で設定しなおしてやることで改善します。
2. 設定がうまく行かず、黄色っぽい写真になってしまう
これは、『白熱球』などの黄色っぽい照明の上に『くもり』や『蛍光灯H(白色蛍光灯)』などの黄色っぽいデジカメの光源設定が組み合わさった時に起こりやすいです。
この場合、『AUTOモード』から『電球(白熱球)モード』などに変更すると、改善する場合があります。
これらの2点の問題点は、ご飯画像であるにもかかわらず青白っっぽい写真になってしまったり、清涼感溢れる青く冷たい飲料水の写真なのに黄ばんでいるような写真になってしまったりと、困ったことを引き起こすことがありますので、光源設定のできるデジカメをお持ちの場合は、光源設定について軽くでも良いので覚えておかれると、いざという時のために良いかと思います。
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