Gumblar(ガンブラー) 対策を比較してみた

注意

こちらのページに掲載されているGumblar(ガンブラー) 対策は、セキュリティソフトで未対応のものです。
(通常、セキュリティソフトで対応済みの場合、ウィルスが進入しようとしてきた時点でブロックされたり、隔離されたり、駆除されたりします)

近年、Gumblar(ガンブラー) ウィルスの仕込まれた罠サイト( Cookie や ID や アカウント や パスワードやサイトの表示履歴を抜き取りなどを行うサイト)が増えてきました。

昔は、アングラサイトやアダルトサイトなど、一部のヤバ気なサイトだけ気をつけておればよかったのですが、近年、ごく一般的なサイトも Gumblar(ガンブラー) ウィルスの媒介元になってしまうことが多くなってきました。

この原因のひとつが、パスワードとIDの流出です。
罠サイトを表示しただけで感染するウィルスがパソコン内に入り込んでしまうと、ブラウザーに保存してあるパスワードやIDが抜き取られてしまったり、ログインした際にアカウントやIDなどのログイン情報を、悪意を持った第三者に送信されてしまいます。

その中にレンタルサーバーのアカウントやパスワード情報も含まれていると、そのレンタルサーバー(のアカウント)に進入され、サイトやブログのコードを勝手に書き換えられてしまいます。

すると、次はそこが罠サイトに変貌します。
その罠サイトは普通のサイトだったりしますので、警戒せずその罠サイトを訪れた人々にウィルスが感染して、さらに爆発的に感染が拡大します。


この時、抜き取られたIDやパスワードがどうでもよいものなら(捨てメアドのアカウントやID、ログインを必要とする無料サービスなど)被害も少な目なのですが、これがクレジットカードや証券会社のIDやパスワード、それにネットワークゲームのアカウントやパスワードなら、深刻な被害を受ける場合があります。


クレジットカード

カードの不正利用


ネットゲーム

アイテムの抜き取りや売却
アカウント情報の書き換え


レンタルサーバー

サイトやブログにウィルスコードを仕込まれる


証券会社

勝手に取引される
勝手に第三者の口座にお金を引き落としされる


このような被害を減らすべくセキュリティソフトを入れたりするのですが、Gumblar(ガンブラー) は亜種の数が多く亜種の増殖スピードも高いため、100%の対応はなかなか難しいのが実情です。
(それでも、全く対応していないよりかはマシかとは思いますが)

そこで、場合によっては(パソコンの利用目的や環境などによっては)、セキュリティ対策ソフト以外の Gumblar(ガンブラー) 対策も必要になってきています。


@ ブラウザにパスワードやIDを保存しておかない
⇒ 一々手打ちするのが面倒
⇒ キーボードの入力が知られることがあるので、完璧とは言えない。

A パスワードなどが暗号化されて保存されるパスワード管理ソフトを使う
⇒ ソフト代がかかる

B Mac を使う
⇒ MacはWindows機よりも高価
⇒ ドライバーやソフトウェアが対応していないことがある

C 複数台のパソコンを使う
⇒ セキュリティソフトがもう一台必要
⇒ 初期費用が嵩む


これらの中で、最も費用が少なくて済むのは、パスワードやIDの手打ちです。
でも、この方法は意外とザルです。
というのも、キーボードの入力やログイン情報をハッキングされると筒抜けになってしまうからです。


次に費用が少なくて済むのは、パスワード管理ソフトです。
でもこれはピンキリです。

そのパスワード管理ソフトで保存されているパスワードやIDが暗号化されてセキュリティ対策されていれば良いのですが、ただ単にパスワードやIDを自動入力しているだけなら、そのソフトで管理されているIDやパスワードを抜き取られてしまう可能性があるからです。

パスワードなどが暗号化されて保存されるような高機能なパスワード管理ソフトはたいてい有料だったりするようですので、やっぱり、きちんとセキュリティ対策するのであれば、そこそこお金はかかってしまいます。


次に、Mac についてですが、使うソフトが限定されてしまったりドライバが未対応だったりしますので、パソコンで色々と仕事や作業ををしたい場合は、Macに切り替えることで使い勝手が悪くなってしまうことがあります。(ネット閲覧程度なら大丈夫かと思いますが)


最後に、複数台のパソコンについてです。
例えば、証券会社やクレジットカードやFXや仕事のデータやオンラインゲームなど、どうしてもアカウントやIDやパスワードを流出させたくないものがある場合、それ専用のパソコンでログインし、それ以外のサイトは別でログインします。

この場合、パソコンを最低でも2台所有する必要があるので、結構な出費になってしまいます。
(最低でも数万円)

この方法ですと、例え普段使いのパソコンの中身が全部流出してしまったとしても、流出させたくないIDやパスワードやアカウントは温存されますので、効果的にはかなりよいかとは思いますが、初期費用的にはかなり痛い感じかもです。


追記

セキュリティソフトについては、近年、2〜3ライセンスごとに販売されるようになってきましたので、セキュリティソフトの費用UPは大したことないかもしれないです。


というわけで、仕事、証券、銀行、クレジットカードの口座、オンラインゲームなど、絶対に流出させたくない情報がない場合は、暗号化機能つきのパスワード管理ソフトで済ませ、仕事、証券、銀行、クレジットカードの口座、オンラインゲームなど、お金をかけてでも絶対に流出させたくない情報がある場合は、複数台のパソコンを購入して閲覧するサイトを使い分けするのがよいかもです。


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