【印刷の美しさ】 プリンタの解像度
一昔前はプリンタの性能も大変低かったですので、プリンタで印刷された写真やイラストをよく見てみると、小さな点々がはっきりと見て取れました。
これは、プリンタの印刷の原理をよく表しているものでしたので、プリンタの解像度についての原理を理解するうえでは非常に役に立ったものです。
しかしながら、最近のプリンタは非常に性能が高く、解像度も相当に高く低価格なタイプのプリンタが多数発売されておりますので、プリンタの印刷方法の原理を理解しにくくなっているような気がします。
ところで、プリンタは先ほども述べましたように、小さな色の点々を紙に染色(←インクジェットプリンタの場合)することで、写真やイラストとして印刷しています。
つまり、この点々がより小さくて、一インチあたりの密度を高くプリントアウトすることが出来るプリンタの方が、より美しく鮮明に印刷できるというわけです。
ですので、プリンタの解像度を知ることは、どの程度高性能なプリンターであるかを知る一つの手がかりになるというわけです。
【解像度の単位】 プリンターの性能を知る
プリンタの解像度の単位は「dpi」と言います。
「dpi」は、「dot per inch」の略です。
つまり、一インチ当たりのドット数ということです。
ドットというのは、点々ということです。
つまり、「プリンタが紙などに印刷することができる一インチ当たりの点々の密度」ということです。
ですので、プリンタをお買い求めになる際には、どの程度の解像度で印刷が可能なのかを、dpiの値で確認してみましょう。
(400dpiとかかれている場合は、一インチ当たりのドット数が400であるという意味です)
【設定をいじってみよう】 プリンターの解像度と速度
プリンタの解像度を最大限まで高くして印刷すると、非常に美しい印刷が可能になります。
でも、それはインクをたくさん消費することにつながりますし(ドットの数が多いのでインクもたくさん使います)、時間もたくさんかかることになります(ドットをたくさん打たなければならないのでより多くの時間がかかります)。
ですので、どの程度の印刷の美しさが求められるのかによって、解像度を設定すると、時間とインクの節約につながります。
プリントアウトする際に「最高→標準→高速」などという形での設定をすれば、簡単にプリンタ設定をできるかと思いますので、お手持ちのプリンターの取り扱い説明書をご覧下さい。
【小さ杉】 プリンターの思い出 【大き杉】
プリンタは、解像度と印刷用紙の設定をしっかりしておかないと、上手くプリントアウトできません。
例えば、設定を間違えるとA4の紙に小さく小さくプリントアウトされてしまったり、大きく印刷され過ぎてはみ出してしまったりがあるわけです。
最近でこそ、印刷設定が簡単にきっちりとできるようになりましたが、一昔前はそれはもう大変でした。
プリンタのユーティリティがヘボヘボだったんですね。
今はもう懐かしい思い出ですが、あの当時はそれはもう必死でした。
私にとってのプリンタは、技術の進歩が人の作業を楽にしてくれるのだということを教えてくれた、パソコンの付属機器の一つです。
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