【申請取り消し】 DMCAで公開された実名の削除
【実名公表】 Google DMCA申請の問題点 【パクリページはそのままに】のページでも書きましたが、DMCAでグーグル検索のインデックスから削除申請が通ると、ChillingEffects.org で実名が公開されてしまいます。
ですので、インターネット上で実名公開されたくない場合は、DMCAを申請しない方が無難です。
でも、もうすでにDMCA申請を終えてしまった場合、実名が公開されっぱなしになってしまいます。
URLや削除した文言から、どのサイトのサイトオーナーが誰なのかが分かってしまうため、早く実名を非公開にしないと、実名公開によるリスクが高くなります。
実名公開によるリスク
- サイト・ブログ記事 + 実名 で住所が特定される可能性がある
- 住所が特定された場合、様々な嫌がらせを受ける可能性がある
- 嫌がらせを受けている場合、相手を民事訴訟や刑事告訴をしないと止まらないため、それらのために時間と労力が割かれ、精神的な苦痛が増える
DMCAで公開された実名の削除方法
DMCAで公開された実名を削除する方法は以下の通りです。
1. DMCA申請時に受け取ったメールに返信する
内容は『 実名部分を非表示にして欲しい。非表示ができなければ、申請の取り消しを欲しい』
2. 申請時の申し立て通知の写しに署名する
申請の取り消しをするかどうかの確認メールがくるので、そのメールに記載されている通りに取り消しを行う。
(DMCA申請時に行った申し立て通知の写しに、偽証したわけではないことを確認して署名する)
3. FAXか郵送でそれらの文書を送付する
送付先については、メールで連絡してもらえる
DMCAの申請よりも取り消しの方がかなりの労力を要します。
署名入りで行っている重要な文書であるため、申請する際も取り消しする際も、慎重に判断することが大切です。
DMCAで公開された実名の削除方法
DMCAの申請を取り下げても、Google透明性レポートの著作権の削除リクエストページでは、まだ実名が表示されていることがあります。
これは、今までにGoogleが行った様々な処理や、WEB上のセキュリティ問題などを閲覧できるものです。
DMCAの申請は取り消されても、ここの実名が消えていないことがあります。
その場合は、Googleフォーラムで依頼すれば消してもらえます。
フォーラムに自分でスレッドを建てて依頼するか、当該スレットへ書き込みすることで削除してもらえます。
フォーラムに書き込む際には、DMCAの申請を行ったのと同じアカウントでログインして書き込みます。
それにより、Google はどのメールアドレス宛に申請取り消し確認メールを送ればよいのかわかりますので、あとは返信メールが来るのを待ちます。
フォーラム内にメールアドレスを書く必要はありません。
(フォーラム内にメールアドレスを書いてしまうと、メールアドレスの自動収集ソフトにより、悪戯メール迷惑メールやウイルス付きのメールが届いてしまう可能性があり、大変危険です)
また、Googleプロダクトフォーラム内には個人情報やサイト情報は書き込まないことが大切です。
それらのことは特に書き込まなくてもプロダクトフォーラムはGoogle社員が見ており、ちゃんと対応してもらえます。
DMCAの再申請について
通常、一度は取り消した申請を、再度申請し直すことは難しいかと思います。
出来なくはないとは思いますが、かなり慎重に行った方が無難だと思います。
また、DMCAに再申請したところで、またDMCAで本名が出てしまいますので、その点にも注意が必要です。
再申請時には実名ではなく、会社名で申請を出すように変更する場合、念のため、事前にGoogleのサポートに確認してから行った方が無難であると思います。
会社名で申請を出す場合は、会社の登記簿などから実名がわかってしまい、やっぱり身バレしてしまう可能性がありますので、その点についても注意が必要です。
DMCAに労力を割くのなら
実際、盗作・無断転載・引用条件に当てはまらない自称引用をされた場合、日本では懲罰的な賠償が得られないだけに、訴訟し損になってしまいます。
また、前のページでも書きましたが、Googleに対するDMCAの申請は、盗作・無断転載・引用条件に当てはまらない自称引用をした人や法人に対して、法的措置や著作権侵害ページを削除させるまでの間、一時的に表示させないようにするために使うのが本来の使用用途です。
ですので、私は 『 DMCAに労力を割くのは間違い 』 であると思います。
それをするくらいなら、これ以上記事をコピーされないよう努力した方がマシだと思います。
また、無料ブログのドメインを使ってブログ運営すると、広告・記事内容・スパムに巻き込まれていきなりのアカウント停止などの問題が発生する可能性はありますが、普通の独自ドメインとレンタルサーバーでサイトやブログを運営するよりかは、コピペされても検索結果で負けにくくなるのではないかと思います。
(かなり強いドメインに無断コピーや転載をされてしまった場合などは、それでも吹き飛んでしまうとは思いますが)
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