【盗用防止】 記事をコピペさせない方法 【引用防止】
前のページ(【Gの悲劇】 無断転載で検索結果から吹き飛ばされる理由)でも書きましたが、記事を盗用(コピペ)されてしまうと、検索結果で悪影響が出やすいです。
最悪の場合、盗用・転載・引用先のページだけ検索結果に残り、自分が検索結果から吹き飛ばされてしまいます。
これではあまりにも悲劇的です。
その対策として、完全にコピペを防ぐことはできないにせよ、安易にポチポチとコピペできなくする方法を取り入れるのも一つの方法かと思います。
CSSでコピペ防止
このコードで、文字や画像の選択を禁止することができます。
また、CSSの機能を切った状態のブラウザではコピーされてしまいます。
html{
/* 選択禁止 */
-khtml-user-select:none;
-webkit-user-select: none;
-webkit-touch-callout:none;
-moz-user-select: none;
-ms-user-select: none;
user-select: none;
unselectable="on"
pointer-events: none;
}
Scriptでコピペ防止 - その1 -
<body>タグに以下のように記述することで、ページ全体の選択などを禁止できます。
Java Script の設定をOFFにしていると、Scriptが作動しなくなりますのでコピーできてしまいます。
<body onSelectStart="return false" onMouseDown="return
false" onCut="return false" onContextmenu="return false">
Scriptでコピペ防止 - その2 -
コピー用のショートカットキーを無効にします。
Java Script の設定をOFFにしていると、Scriptが作動しなくなりますのでコピーできてしまいます。
<script language="JavaScript"><!--
window.document.onkeydown = function ()
{
if (event.keyCode == 123)
{
event.keyCode = null;
return false;
}
}
//--></script>
Scriptで記事ファイルの呼び出し
ブラウザの Java Script の設定をOFFにしているとScriptが作動しなくなりますので、記事ファイルが読み込めなくなってしまいます。
現在のGoogle検索は Java Script に対応しているため、Scriptで文章を読み込んでも、検索結果には反映されます。
ブラウザのJava Script の設定をOFFにしており、記事ファイルが読み込めなかった場合、読み込んだテキスト文章部分がすっぽりと抜け落ちてしまいますので、空白にエラー用の文を表示する必要があります。
やり方は、Scriptでサイトをテンプレート化する方法とそのデメリット のページと全く同じですので、そちらのページをご覧ください。
<script>
$(function() {
$("#●●●").load("https://□□□.□□□/■■■.txt");
});
</script>
<noscript><p>▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲</p></noscript>
<div id="●●●"></div>
Java Script をOFFにしている場合は表示されませんのでコピペ防止になりますが、読み込んだテキストファイルを普通に表示できてしまうと、記事を丸ごとコピー出来てしまいますので、読み込むファイルを htaccess ファイルで直アクセス禁止にする必要があります。
# フォルダ内の txtファイルの全てを直アクセス禁止
# ●●●●●●\.●●●にはURL( hogehoge\.com など)を記入する
SetEnvIf Referer "^(.+\.)?●●●●●●\.●●●" ok_url
<Files ~ "\.(txt)$">
order deny,allow
deny from all
allow from env=ok_url
</Files>
右クリックでソースコードを見ても Scriptコード が表示されているだけなので、ソースコードからコピーはできません。
でも、ChromeなどのディベロッパーツールやIEの開発者ツールを使えば、Scriptでテキストファイルを読み込んだ後の文章などをコピーできてしまうため、そこまでやる人に対しては無意味です。
また、Script表示に対応しているダウンローダーやツールを使われた場合も同様に、対処することはできません。
とりあえず、JavaScriptさえ切っておけばOKでしょと安易にコピペする人のコピペだけ防御できる感じになるかと思います。
METAタグで Java Script がOFFならエラーページへリダイレクト
<head></head>内のMETAタグを使い、ブラウザで Java Script を切っている人をエラーページへリダイレクト(自動転送)します。
ただし、ブラウザの設定でリダイレクトしないよう設定している場合は、リダイレクトしないので効果がありません。
METAタグの https://□□.□□/●●.html には、リダイレクト先のURLを記入します。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<!-- Java Script OFFでリダイレクト -->
<noscript>
<!-- https://□□.□□/●●.htmlには、リダイレクト先のURLを記入 -->
<meta http-equiv="refresh" content="3; URL=https://□□.□□/●●.html">
</noscript>
</head>
<title>ページタイトル</title>
</head>
<body>
<h1>ページタイトル</h1>
<noscript>
<p>Java Script の設定がOFFのブラウザでは、3秒後にリダイレクトします。</p>
</noscript>
<p>文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章文章</p>
</body>
</html>
ツールで Java Script がOFFならエラーページへリダイレクト
忍者ツールの中の忍者バリアーには、Java Script がOFFなら忍者バリアーのエラーページへリダイレクトする機能があります。
1. 忍者ツールズのアカウントを取得する
(新規ユーザー登録をクリックし、後は指示に従ってアカウントを取得する)
2. 忍者バリアーを選択
忍者バリアーの設定を行う。
バリアー名を設定する。
3. 忍者バリアーの制御条件の設定を変更
4. 忍者バリアーの制御用ソースをクリック
(サイドバーで切り替える)
5. Java Script が無効な場合の処理で 『 拒否 』 を選択
6. タグをコピーしてページの <body></body> 内に貼り付ける
7. サーバーにアップロードする
ログインユーザーのみページを表示させる
ログインしている人にだけ情報を公開します。
サイトやブログの閲覧者に対し、アカウントを取得させしたり、アカウントにログインさせる必要があります。
ログインしないと見れないページなので、普通にページ全部をログインを必要なものにしてしまうと、ログイン前に離脱してしまう人がかなり出ますので、ページのコアな部分を一部だけログインが必要なものにするなどの工夫が必要だと思います。
ログイン中は、ブラウザの Java Script 設定を ON にしていないと閲覧できません。
そのため、Jave Script OFF設定 によるコピーや右クリックを停止できません。
ただし、デベロッパーツールやIEの開発者ツールでソースコードごとゴッソリとコピーされてしまう場合は防ぎようがありません。
(ディベロッパーツールや開発者ツールのショートカットコードの無効化はできますが、ツールバーから起動できるので完全には防げません)
また、BASIC認証に対応しているダウンローダーの場合は、BISIC認証がかかっていてもダウンロードできてしまうため、意味がありません。
この他、PHPでテンプレートファイルを読み込んでいる場合には、BASIC認証を導入することで、テンプレートファイルが読み込まれなくなってしまう可能性があるので注意が必要です。
BASIC認証のログイン設定を行う
1.パスワード用のファイル(.htpasswd)を作る
2. テキストファイルでpass.htpasswd.txtを作成する
3. pass.htpasswd.txtに以下のように記入する
4. pass.htpasswd を文字コード UTF-8N で保存する
設定したいID1個目:パスワード1個目
設定したいID2個目:パスワード2個目
設定したいID3個目:パスワード3個目
設定したいID4個目:パスワード4個目
設定したいID5個目:パスワード5個目
ただし、パスワードは暗号化していないと正常に動作しないので、上記のサイトで暗号化後のパスワードを取得する。
暗号化後は、随分と長いパスワードになる。
【例】
暗号前のID = id
→ 暗号後 id
暗号前のパスワード = p
→ 暗号後 3vwiwVA73N65Y
# htaccessファイルに記入するIDとパスワード
id:3vwiwVA73N65Y
5. サーバーの任意の場所に pass.htpasswd.txt をアップロードする
6. サーバー上で名前を .htpasswd にする
7. 属性を変更する
.htpasswd の属性は、レンタルサーバーの仕様によって異なる
8. .htaccess ファイルに以下のコードを追加する
AuthName を日本語にすると文字化けするので、半角英数字のみにする。
AuthName に半角空白が入る場合は""で囲む。
AuthType Basic
AuthName ログインウインドウで表示されるメッセージ
AuthUserFile IDとパスワード用のファイルがある場所
require valid-user
9. AuthName と AuthUserFile を変更する
AuthName
ログインウインドウで表示されるメッセージ
AuthUserFile
.htpasswdがある場所の絶対パス
【例】
AuthType Basic
AuthName "Please write ID and password"
AuthUserFile /www/hogehoge/.htpasswd
require valid-user
結局のところ
完全な盗作・転載・引用対策はないです。
ディベロッパーツールや開発者ツールでの表示を禁止したところで、ブラウザを偽装したダウンローダーを使ってダウンロードされたり、JavaScript に対応しているワードサラダページ生成ツールによる文字列自動収集の場合は防げません。
ただし、Scriptによる記事の読み込みあたりのことまでしていると、さすがにディベロッパーツールや開発者ツールまで使って記事をコピーする人はなかなかいませんので、普通はだいたいこれで防げます。
特に、クラウドソーシングで小遣い稼ぎのために安易に記事をコピーしてリライトする、自分の会社や勤め先や商品紹介の宣伝のために安易に記事を丸ごと盗用したりの多くが、「 このページはScriptでコピペ禁止してるけど、Scriptを切れば無問題 」と言わんばかりに、いとも簡単に、安々と記事を盗用してしまうため、この手の盗用問題は防ぎやすくなります。
また、大量にコピペされにくくなりますので、著作権侵害の対応(通報・削除申請・訴訟・告訴)が楽になると言うことはありますので、完全に無駄と言うわけでもないのかもしれません。
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