【デジカメを買う前に知っておこう】 デジカメのマメ知識
デジカメを買うときには商品説明をざっと見てから、デジカメを買うわけですが、この時に、商品説明に載っているデジカメの機能を見て、より良いカメラを選ぼうと思うものです。
でも、その機能がよく分からなければ、どんなデジカメなのか選びようがないですね。
そこで、コチラのページでは、デジカメの機能について解説してみたいと思います。
【プロっぽい】 一眼レフのデジカメ 【カメラ】
プロのカメラマンの人が持っている大きなレンズのついたカメラがありますね。
それが一眼レフのカメラです。
一眼レフのカメラには2種類のタイプがあります。
一つはフィルムを使った一眼レフカメラ。
もう一つはデジタル画像を撮影できる一眼レフカメラ。
両方とも一眼レフカメラなのですが記憶する媒体が違います。フィルムを使った一眼レフカメラはフィルムに、デジタル画像を撮影できる一眼レフカメラはメモリ(半導体)に記録します。
昔は主にプロやカメラ愛好家の中だけでこっそり広まっていたこの一眼レフカメラですが、最近では、高性能・低価格・コンパクトの三要素を兼ね備えた一眼レフのデジタルカメラが登場しましたので、一般の方々にも広く普及始めました。
【デジカメの性能】 バルブ撮影できる?
夜間撮影は難しいです。
光が少ないですので暗く写ってしまい、上手く撮影できないのです。
でもプロカメラマンの撮影した写真ってとてもキレイですよね。
ビルの明かりとか星まで、フラッシュもたかずにきれいに撮影されています。
これは、シャッタースピードを落としていたり、絞りをゆるしたり、高感度のカメラを使用しているからできることなんです。ですので、これらの機能を持った高性能のデジカメを買うかどうかが、夜間(暗い場所での)撮影の美しさを大きく左右してくるというわけです。
ところで、↑で述べた「シャッタースピード」についてですが、シャッターを開きっぱなしにした状態っていうのもあるんです。それが「バルブ」といわれるものです。
これですと、シャッターが開きっぱなしになりますので、ものすごく明かりが少ない夜間でも、しっかりと光を取り込むことが可能です。ですので、「バルブ」で美しい夜間撮影をしようとお望みの方は、ぜひデジカメの機能でバルブがあるかどうか調べてください。
(ただし、シャッターが開きっぱなし状態ですと、ブレもハンパでなく大きくなりますので、「三脚は忘れずに・・・」です)
【勝手にピント合わせ】 オートフォカス機能
オートフォーカス機能があれば、勝手にピント合わせをしてくれますのでとても便利です。
オートフォーカス機能がなければ、一つ一つ自分でピンと合わせをしなければならず大変に不便です。
ところで、このオートフォーカス機能ですが、遠近差がある風景を撮影する場合、変な場所にピントを合わせられてしまうことがありますので注意が必要です。
例えば、お寺の鐘をバックに女性を撮影しようとしたときに、お寺の鐘なんかボケてくれててもいいのに、お寺の鐘のほうにピントが合ってしまって、女性はピンボケで写ってしまうような場合です。
このような場合は、どこにピントを合わせれば良いのかを指定できるオートフォーカス機能を持ったデジカメを購入することが大切です。(キャノンのEOS デジタルには、オートフォーカスのポイントを7ポイントから、撮影者が7つのAFフレームから任意の一点を選択できるようになっていますのでとても便利です)
【撮りたい瞬間を逃さない】 連続撮影機能
連続撮影機能があるデジカメですと、撮りたい瞬間を記録しやすくなるので便利です。
連続撮影機能のないデジカメの場合、この瞬間に撮影したかったのにこの瞬間に撮影できずに、今ひとつ納得のいかないしょっとになってしまった!ということが起こりやすくなります。
例えば・・・
電車がやってくる → 電車が近づいてくる →ベストショット(撮影) → 電車が近づきすぎ → 電車が通り過ぎる
↑の場合は、ベストショットは真ん中の一回だけです。
ですので、一発で撮影しようと思うとよほどタイミングよくシャッターを押さなければなりません。
そこで、連続撮影機能を使ってみると・・・
電車がやってくる → 電車が近づいてくる(撮影) →ベストショット(撮影) → 電車が近づきすぎ(撮影) → 電車が通り過ぎる
・・・という具合に、ベストショット以外にも撮影を行ってくれるので、ベストショットを取り損ねにくくなるわけです。(電車撮影以外にも、動きのある動物の写真撮影やお子さんの運動会の写真などは、連続撮影機能のあるデジカメのほうがよいかと思われます)
【遠くをぼかす】 被写界深度でプロっぽい写真
遠くをぼかして、手前の人物やクローズアップしたい小動物や小物などをはっきりと見せたい場合、被写界深度が浅くなるように撮影するとよいです。
この被写界深度のある写真を撮影することは、近年までは大変な作業でした。
カメラやレンズの基本構造や種類、それにどのように触れば被写界深度が浅くなるかなどを知らなければ撮影できなかったからです。
ですので、これらのテクニックを持っている人々はカメラマンとして活躍することができたというわけです。
でも、昨今では被写界深度のある写真を撮影するためにはどうすれば良いのか知らなくても、ボタン一つでそれっぽく撮影できるようになっているデジカメが多数販売されるようになりましたので、誰でもプロっぽい写真を撮影できる可能性が出てきたというわけです。(写真の構図やテーマの見せ方や素材の選び方などは、いくらカメラの性能が良くなったところで、経験と知識とセンスが物を言うのだとは思いますが・・・)
高性能の一眼レフカメラには、こういった自動で被写界深度をつけてくれるカメラがあるので、本格的に写真撮影を楽しみたい方は、ぜひ高性能のデジカメをお試し下さい。
【フラッシュなしで撮影したい】 カメラの感度をチェックする
部屋の中や水族館で撮影すると、パシャリとフラッシュがたかれます。
このフラッシュ、何故ほとんどのカメラに付いているかと言うと、室内や舞台などの暗い場所で撮影を行うと、暗すぎて何も撮影できないか、シャッタースピードを落としすぎるとボケてしまって何がなんやらわけワカメという状態になるので、フラッシュをたいて光の量を増やさなければならないからなんですね。
ところが、カメラの中には、フラッシュをたかずにキレイに撮影できる高性能なカメラもあります。
それは、カメラの感度が高いからなんです。
カメラの感度が高いと、光をしっかりと感知してくれるので、部屋中でもフラッシュをたかずにすむというわけです。
ですので、デジカメを買う場合には、カメラの感度はいくらぐらいあるのかを見極めてから買われるのが宜しいかと思います。(ISO100とかISO500とかいう数値で見れます。数値が大きいほど感度が高いです)
【画質向上計画】 CCDのサイズと解像度
解像度の高い画像を撮影できるデジタルカメラは、非常に画質が良いです。
デジタル画像は、細かな点々の集まりで表現されているのですが、解像度の高い画像を撮影できるデジタルカメラの場合、画像の密度を高く撮影できるため、滑らかで精密な画像を撮影できるのです。
でも、デジタルカメラで撮影した画像の画質を良くしたいのであれば、解像度だけではなく、CCD(CMOS)という光を感じ取るセンサーみたいな部品にも着目されると宜しいかと思います。
デジタルカメラは、光を感知してそれを画像データとして記憶する機械ですが、このCCD(CMOS)というセンサーがヘボイと、うまく光を感知できない※1んですね。(コップの大きさが小さいと、すぐにコップから水が溢れていまうのと同じような原理です)
※1 ブルーミングやスミアなど
では、CCD(CMOS)はどうすれば光をしっかりと感知できるのかというと、CCD(CMOS)のサイズを大きくしてやることでしっかりと感知できるようになります。ですので、デジタルカメラをお買い求めの際には、ぜひCCDのサイズにも着目してみてください。
ちなみに、CCD(CMOS)は、35mmがフルサイズです。
CCD(CMOS)の表記の仕方は結構バラバラですのでちょっと混乱しがちですが、簡単にまとめると以下の通りです。
インチ/サイズ名 | 型 | サイズ |
---|---|---|
1/4インチ | 1/4型 | 3.6o×2.0o |
1/3インチ | 1/3型 | 4.8o×3.6o |
1/2.7インチ | 1/2.7型 | 5.3o×4.0o |
1/2.5インチ | 1/2.5型 | 5.7o×4.3o |
1/2インチ | 1/2型 | 6.4o×4.8o |
1/1.8インチ | 1/1.8型 | 6.9o×5.2o |
2/3インチ | 2/3型 | 8.8o×6.6o |
1インチ | 1型 | 12.7mm x 9.5mm |
フォーサーズ | - | 17.3mm×13.0mm |
シグマサイズ | - | 20.7mm×13.8mm |
SONY R1 | - | 21.5mm×14.4mm |
EOSサイズ | - | 22.7mm×15.1mm |
NIKONサイズ | - | 23.7mm×15.6mm |
APS-C(DXフォーマット) | - | 16.7mm×23.4mm |
35mmフルサイズ | - | 24mm×35mm |
【連続撮影モード】 クリップ高速モード
連続撮影をするときは、スピードが命です。
ですので、連続撮影をする為に撮影する画像解像度を低く設定するモードが「クリップ高速モード」です。
画像解像度があまり高くなくても良いので、高速で連続撮影した方が嬉しい方にはお勧めの機能です。
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