【節電対策】 消費電力とパソコン
夏場、パソコンを使用していて気になるのが、『熱』です。
パソコンは熱に弱いので、パソコン内部にあるファンをつけてCPU等の部品を冷やしているのですが、部屋全体が夏の暑さで熱くなると、パソコン部品の冷え方が悪くなり、パソコン部品にダメージが加わったり、パソコン部品の働きが悪くなり、動作が重くなってしまったりします。
そこで何とか部屋を冷やすことを考えるわけですが、部屋を冷やすとなるとエアコンを作動させる必要が出てきますので、今度は電気代が心配です。
そこでこちらのページでは、パソコンと消費電力について書いてみたいと思います。
パソコンと消費電力
1.新しいパソコンを購入する際は、消費電力に気をつける
簡単な目安としては、電源の項目を見ると良いかと思います。
通常、パソコンの電源は、パソコンを動かしてみて耐えられる最大の負荷がかかっても、さらに少しだけ余力があるように設定されているのですが、この電源の数値が高いパソコンと言うのは、すごく電気を食いますので、節電したい場合はこういったパソコンは避けたほうが無難です。
また、OSに関しても、 Windows Vista 以降の新しいOSは、待機電力やスリープ時の電気を食いにくい仕組みになっていますので、OSは新しいものの方が良いです。
2.ノート型パソコンにする
ノート型パソコンにすると、モニター用の電気を食われないので、より節電になります。
また、普通の性能のノート型パソコンはデスクトップ型パソコンよりもかなり省エネにできていますので、ノート型パソコンに切り替えるというのもひとつの方法です。
一般的なパソコンの消費電力
デスクトップパソコン
= 百W 〜 数百十W
ノート型パソコン
= 数十W 〜 百数十W
ただ、デスクトップパソコンでしか実現できないような高機能なのはノート型パソコンでは無理ですので、ノート型パソコンにする場合は、使用目的が限定された時のみにした方が無難です。
(ネットしか使用しないだとか、ちょっとした仕事しか使用しない場合)
あと、電気を食う高機能パソコンは数百Wの電気を食ってしまうものもありますので、ネットを見るときはネット専用のノート型パソコンを、高機能パソコンを使わないとできないような作業や、3Dグラフィックスなどの作業や、3Dゲームなどは高機能なデスクトップ型パソコンを使用すると言った具合に、分けて使用するのもありかもです。(これだと、場所的に厳しくなってしまいますが)
3.iPad や スマートフォンなどで済ましてしまう
iPad や iPhoneなどのスマートフォンでネット閲覧を済ませてしまいますと、デスクトップ型パソコンやノート型パソコンを使うよりも電気の消費を抑えられます。
ただし、iPhone や iPad を使うと機能が限定されてしまいますので、色々と軽い作業やスペックが高くなくてもできるゲームなどをやりたい方や、ネットを制限なしに見たい方は、ノート型パソコンの方が良いかと思います。
(証券会社などのログインが必要なサイトでは、対応しているOSや機種に制限がある場合がありますので、注意が必要です。この他、iPhone や iPad に対するウイルスが存在しておりますので、Iphone やiPad を使用する際は、ウイルスにも注意が必要です)
使用中のパソコンと消費電力
1.古いパソコンの場合
古いパソコンの場合、同じ性能でも新しいパソコンよりも電力を食ってしまいますので、どうしてもそのパソコンでないと作業できなかったり、ゲームなどをプレイ出来なくなる以外は、買い換えたほうが消費電力を減らすことができます。
2.性能が高いので電気を食ってしまうパソコンの場合
性能が高いパソコンは、電気をたくさん食うことが多いです。
それは、性能が高いパソコンの中には、電気を沢山食う高性能な部品があるからです。
もちろん、性能の割にはさほど電気を食わない部品もあるにはあるのですが、一般的には、性能が高い=電気をたくさん食う傾向にあります。
でも、仕事やら3Dゲームやら、動画編集やらで、どうしても高性能パソコンを使わざるを得ない方もおられます。そのような場合には、仕事や3Dゲームをするときは高機能パソコンを、ネット閲覧や軽作業をするときは、電力消費量の低いノート型パソコンを利用されますと、より電力の消費を抑えることができます。
ちなみに、300Wで東京電力で1日に10時間、1週間に7日間、パソコンを使用しますと、月額2000円もの電気代がかかります。
(電気シュミレーターより・2011年・5月試算)
ところで、性能の高い電気をく安いパソコンは『熱』を発生させやすいです。
また、パソコン本体が熱くなりやすい上に、部屋もその熱いパソコンのせいで暑くなりがちですので、結局、そのパソコンを冷やすために部屋を冷やす必要が出てきてしまいます。
そこで、登場するのがクーラーです。
本来であるならば、扇風機だけで乗り切れそうな時でも、熱いパソコンがある事で、仕方なくクーラーを使ってしまうケースも出てきてしまいます。
そんなわけで、クーラーを入れる頻度を減らすためには、高性能のパソコンが必要でない時には、性能の低めの電気を食わないパソコンを使用すると良いかと思います。
あと、高性能なパソコンがなかなか冷えないときは、パソコンのファン(冷却装置)の掃除や、ファンのサイズを大きくして冷えやすいものに変えてやることで改善する場合があります。
(ただし、この場合は故障しても自己責任で。(^^;)
関連ページ
3.電気を食いやすい部品を使用している
同じパソコン部品でも、非常に電気を食ってしまうものとそうでないものがあります。
ですので、部品交換に自身のある方は、より消費電力の低い、電気を食わない部品に交換するのも一つの方法です。
ちなみに、現在使用中の部品たち(パソコン)がどの程度電気を食うのか調べるには、メーカーのサイトをミルカ、ASUSと言うページで調べられます。
(詳しくは、『パソコンと電力ページ』を御覧ください)
この場合も、改造するのは自己責任でと言うことになりますので、これで故障したら、保証期間中であっても、自腹で修理ってことになります。(^^;
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