【暗くても】 ローライトモードについて 【OK】
PowerShot A 720 IS と言う古いデジカメから、PowerShot SX 130 IS と言う新しいデジカメに買い換えた時、新しく買い換えたデジカメには『ローライトモード』と言うモードが付いていることに気が付きました。
このローライトモード、暗い場所でもストロボを使わずに明るめの写真が取れるという優れものです。
これを使えば、飲食店や夜の街などをストロボを使わずに撮影しやすくなります。
どうしてこんなことが出来るのかというと、それはISOの値が6400もあるからです。
普通のモードでは、ISOの値が 80〜1600 までなのですが、このローライトモードは6400で撮影することができます。
ローライトモードのメリットとデメリット
このローライトモードには幾つかのメリットとデメリットがあります。
それは以下の通りです。
ローライトモードのメリット
- 暗い場所でもストロボ無しで撮影できる
- 連続撮影がスムーズ
(AF付きの連続撮影も早い) - シャッタースピードが早く、手ぶれがしにくい
ローライトモードのデメリット
- 画像が小さい
- 画質が荒い
- マクロモードの撮影(接写)ができない
- ある程度の以下の明るさの場合、画質が落ちる
- 測光設定できない
以上のように、ローライトモードはストロボ無しでも暗い場所で手ぶれしにくく撮影できますが、その代わり、画質や画像サイズなどが犠牲になっています。
という訳で、WEBサイトやブログやツイッターなどでローライトモードを使った写真を使うのがありかもしれないですが、印刷物にローライトモードの写真を使うのは不向きかと思います。
あと、マクロ撮影や測光設定などもできませんので、接写や逆光などを上手く撮影するのは難しいです。
ローライトモードもストロボも使わずに暗い場所で撮影する方法
ローライトモードもストロボも使わずに暗い場所で撮影するのは、結構難しいです。
マニュアルモードがある場合は、画質が悪くならない程度までISOの値を上げ、絞りも限界までゆるめ(F値を下げる)てより多くの光を取り込めるようにし、シャッタースピードを遅くします。
これで、ある程度の暗さまでなら対応できます。
ただし、ある程度以上に暗い場所では、F値を弄るだけでは足らず、かなりシャッタースピードを遅くしてやる必要があります。
そうなってくると、ボケや手ブレが発生しやすくなります。
このような場合は、三脚を立てて被写体を撮影してやれば、ボケや手ブレを減らしやすくなります。
しかし、この手法は動く被写体には使えません。
何故なら、シャッターが閉じる前に被写体が動いてしまうと、ボケたりぶれたしてしまうからです。
という訳で、シャッターなしで動く被写体をそこそこの画質で撮影するためには、『暗いところでも高画質で撮影できるデジカメ』を買った方がよいかと思います。
ちなみに、一見すると、暗い場所で撮影するモードはなさそうに見えても、実は、どのモードかに(シーン別モード)暗い場所でもフラッシュ無しで撮影できるモードが潜んでいる可能性もありますので、色々とシーン別モードを撮影してみて、確かめてみるのも良いかと思います。
(PowerShot A 720 IS の場合は、水族館モードがそれでした)
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