【地震・雷】 オンラインバックアップについて 【火事・消失】
ある日突然、地震が来たら…
火災ですべてが燃えてしまったら…
洪水や津波で全て押し流されてしまったら…
これらのことが起こると、家の中にバックアップのデータをとっておいても、データは失われてしまいます。そこで便利なのが 『オンラインバックアップ』 です。
オンラインバックアップとは、文字通り『オンライン上のサーバーにバックアップデータを保存できるサービス』です。
このオンラインバックアップサービスを利用すると、火災や洪水や地震や津波などで家や事務所や会社に保管中だった大切なデータが失われてしまったとしても、そのデータを復帰させることができます。
オンラインバックアップサービスには、日本の物と海外の物があります。
一般的には、料金や使い勝手など(日本語マニュアルや操作性や契約内容の把握のしやすさなど)で、日本のサービスの方が利用するのに楽なようです。
ただし、日本のオンラインバックアップサービスにも海外のオンラインバックアップサービスにもいくつかの問題点がありますので、必要な場合は予め準備や対策をしておいたほうが無難です。
オンラインバックアップをする上での注意点
1.利用料金を調べる
通常、オンラインバックアップは有料です。
料金は各会社・サービス・契約中のサービスのグレードなどによって様々ですので、料金と契約内容から、最も適切なオンラインバックアップサービスを選ぶことが大切です。
セキュリティ対策ソフトの中には、オンラインバックアップサービスがセットのものもあります。
ただ、ソフトのバージョンやグレードなどによっては、オンラインバックアップに対応していないものや、容量がかなり小さくて使い道が乏しいものもありますので、セキュリティ対策ソフトでオンラインバックアップも済ませてしまおうとお考えの場合は、契約内容(どの程度までバックアップできるのか)を調べてから契約したほうが無難かと思います。
ちなみに、私が使用中のマカフィのインターネットセキュリティ は1GBのオンラインバックアップが使用できます。(2010年・5月現在)
2.転送に時間がかかる
ファイルの転送には時間がかかりますので、大量のファイルを転送する場合には、『いつ転送するのか』注意する必要があります。
3.転送するデータのセキュリティ
データを転送すると、第三者にそのデータを読み取られてしまう可能性が高くなりますので、できれば重要なデータが含まれているデータの場合は、暗号化して転送するオンラインバックアップの方が無難かと思います。
4.転送できないファイルの有無について確かめる
オンラインバックアップサービスの中には、転送できないファイルもありますので、一応、念のため、確認してから契約したほうが無難かと思います。
(後で肝心なファイルのバックアップができなかったと言う事のないように)
5.支払いの通貨について調べる
海外のオンラインバックアップサービスの場合、支払いの通貨が外貨建て(現地通貨建て)のこともあるようですので、海外のオンラインバックアップサービスを契約する場合は、どの国の通貨で支払うのか確認してから契約するのが無難です。
円高の時は良いですが、円安になってしまった場合、支払い通貨と円の相場によっては、料金が高額になってしまう可能性もありますので、外貨建てのオンラインバックアップサービスを利用する場合は、為替相場にも注意です。
6.支払い方法について調べる
支払いがクレジットカードやPaypal払いしか受け付けていないものもあります。あと海外の知らないオンラインバックアップサービスの場合はクレジットカードの利用には注意が必要です。
7.最大容量に気をつける
各オンラインバックアップサービスには、通常、最大容量が設定されています。
ですので、バックアップしたいデータ容量がオンラインバックアップサービスの最大容量を超えないようなところと契約するのが大切です。
(特に、重いデータになりがちな動画や写真など)
8.収容装置や回線に負荷がかからないように注意する
大量のデータをバックアップしまくりますと、転送量が大幅にUPします。
すると、バックアップしたその利用者によって、収容装置に大きな負荷がかかります。
こうなりますと、他のお客さんの通信速度が落ちたりますので、ISP(プロバイダ)側は自衛のために大きな負荷をかけるお客の転送制限をしたり、プロバイダから退会させたり、サービスのグレードUPを要求したりします。
この為、オンラインバックアップでバックアップを取る際には、収容装置や回線に負荷がかからないよう、注意してオンラインバックアップを利用する必要があります。
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