【2016年】 Google検索が使えなくなった件について

検索結果でイライラすることが増えた。
何故なら、以下のような問題頻発するからだ。



検索結果に頻繁に表示される問題

同じ内容のサイトがズラズラ表示

ほぼ一緒の内容のサイトがズラズラ表示される。
中には、全く同じコピペ元のページが上位10位以内に複数個表示されていることもある。

トレンドサイトまとめサイトなどで顕著だ。

これにより、関連する古い事柄はそれらに埋もれて見つけにくくなる。
何を調べても似たようなことばかりが出てきてしまうので、何か事件や事故やニュースが出てしまうと、検索が役に立たなくなる。


何を検索しても似たサイトばかり表示される

パンダ・ペンギンアップデート以降その傾向が顕著だ。
このサイトさえ表示されなければ、色々なことがもっと調べやすくなるのにと言うことが頻繁に起きる。

強すぎるキュレーションサイト強すぎるレシピサイトなどで顕著だ。


オーソリティを極めた専門サイトがSEOに負けて弾き飛ばされる

病名で検索すると、大学病院やその病気の関連団体などのその病気の専門サイトが、検索結果上位から弾き飛ばされることが多くなった。

素人がネット上に転がっている情報を元にテキトーに作った大手キュレーションメディアのページや、素人リライターに外注依頼したリライト記事などが上位を占めている。

病気関連はクリック報酬や成果報酬が良く儲かりやすいので、そう言う商用主義のサイトは積極的に病気関連ワードのSEOに注力するわけだが、このせいで、特に病気関連の検索結果では、不確実でゴミのような情報検索結果で上位表示されやすくなった。

Googleの日本語検索は全くそれに対応できていないため、その傾向は年々悪化の一歩を辿っている。
(2016年現在)

何故こんなことが起きるのか?

では、なぜこのようなことになってしまったのか。
その原因は以下の様なことだ。


SEOに注力し過ぎているため、読む人には不快でわかりづらい

※ SEOとは
検索結果で上位表示させるための工作活動

SEOのために長文が良いとなれば、読む人が長文過ぎて不快であっても超・長文にするし、読んでいる人には読みづらい文章であっても、キーワードの出現率と配置のためには、キーワードを検索有利な形で突っ込む。

読んでいる人には分かりづらい文書構造であっても全く平気。

そもそも、検索流入と言う恩恵がなければ、どんなに良いページを作ったところで、読む人などほとんど居ないのだ。
人が読む云々の前に、まずは検索ロボットに愛されなければならない。


著作権の苦情対策をしているため

コピペした文章をそのまま公開してしまうと、著作権者から苦情が来る。
そこで、リライトチェックでチェックする。

その際、そのリライトチェックツールに引っかからないよう、文章を改変したり、多数のページから少しずつコピペ用の文章をかき集める。

そうすることで、検索から流入してきたユーザーにとっては、『 読むのが苦痛なほどの長文 』 で、しかも『 ? 』 なページが完成してしまう。


ドメインの強さと速報性に特化させすぎている

ドメインの強さと速報性に特化させすぎた検索結果になっている上に、全く同じコピー内容でも検索結果に表示させてしまっているため、多様な関連情報が表示されにくく、同じ内容のページがズラズラと表示されてしまう。

通常、同じ内容のページは重複判定を受けて検索結果から弾き飛ばされ、ズラズラと同じものは表示されにくくはなっている。

しかし、Googleはこの重複判定で弾き飛ばすかどうかは 『 ドメインの強さ 』 で決めているらしく、オリジナルの元記事であっても、ドメインパワーで負けてしまえばいとも簡単に弾き飛ばされてしまう。

また、ある程度のドメインパワーがあれば、そのまま検索結果に残ってしまうため、ズラズラと同じ内容のページが表示されてしまう一因になっている。


ページの追加速度が早いことが評価されている

ページを頻繁に追加していくドメインは、活発に活動しているものとして高評価が与えられる。

もちろん、あまりにもページ内容が薄く質が低いページは弾き飛ばされるが、普通のページか、そこそこ長文のページであれば検索ロボット的には大丈夫。

この性質を利用することで、ネット上の情報を収集してアフィリエイトリンクを貼っただけのキュレーションページや、2ちゃんねるのスレッドをまとめたまとめサイトなどが、検索結果で幅を効かせている。

ただし、これは全てのサイトが許可されているわけではなく、同じことをやっても低品質で Google Japan から 『 手動ペナルティ 』 を食らう場合もあるので、何が許可されて何が許可されないのかは 『 謎 』 だ。

なので、これから検索上位にいる彼らと同じ事をしても、自分だけはペナルティを受けてしまう可能性があるので要注意だ。


では、このような異常な検索の状態をどうすれば良いのだろうか?
ユーザーの方で何かできることはないのだろうか?

次ページではユーザーができることについて考えてみた。 


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【2016年】 Google検索の問題を自力で解決する方法

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