【MySQL】 サイズの大きいデータベースの移転法
アクセス解析のデータや、大量の商品や統計などのデータ、それに大規模な掲示板のデータなどのデータが入っているデータベースは、どうしても大きくなりがちです。
そんな大きなデータベースのデータを移転したり、バージョンアップのためにデータを一度吐き出して、再度入れなおさねばならない場合は、困ったことが起こります。
それは、データベースのインポートができなくなってしまうことです。
なぜなら、MySQLにはインポートできるデータの大きさに制限があるからです。
(5MBくらいです)
これは案外深刻で、数個に分割して エクスポート ⇒ インポート で済めば良いのですが、数十個、数百個のデータを エクスポート ⇒ インポート するとなると、一人でやるのは無理になります。
そんな時に便利なのが、『 bigdump.php 』です。
これは、エクスポートしたSQLファイルと bigdump.php をレンタルサーバーの仮のフォルダーに入れると、データベースにエクスポートしたSQLファイルのデータを、自動で任意のデータベースに書き込みしてくれるものです。
私も150MB以上のデータをやってみましたが、さほど労せず、さっくり入れることができました。
bigdump.php の使い方
@ bigdump.phpをダウンロードする
⇒ ダウンロードページ
A ダウンロードしたデータを解凍する
B 旧データベースからデータをエクスポートする
C レンタルサーバー内のどこかに仮のディレクトリを作る
階層や名前は何でもいいです。
このディレクトリは後で削除します。
D レンタルサーバーにエクスポートしたデータを仮のディレクトリにアップロードする
後で、bigdump.php からもアップできます。
E データベースを作成する
設定の方法は、各レンタルサーバーでご確認ください。
F bigdump.php の設定を変更する
$db_server = ‘サーバー名‘;
$db_name = ‘ユーザー名‘;
$db_username = ‘ユーザー名‘;
$db_password = ‘パスワード‘;
G bigdump.php も仮のディレクトリにアップする
H bigdump.php をブラウザで開く
I bigdump.php の Start Import をクリックする
ここでデータをアップロードすることもできます。
J 変換が終了するまで、ブラウザはそのままにする
途中でブラウザを閉じたりページを移動したりすると、途中で止まってしまいます。
そう言うときは、データベースを全部消す ⇒ データベースを一から作成 してから
再度、bigdump.php でデータを入れなおせば大丈夫です。
(私はこれで入れなおしできました)
K 変換終了後、データベースを確認する
L bigdump.php アップロード済みのデータと仮のディレクトリを削除する
bigdump.php の使い方の注意点
@ データをエクスポートするときは、圧縮してエクスポートしない
A エクスポート後のデータは、圧縮しない
B データをエクスポートするときは、テーブルを全選択してエクスポートする
(データベースごと選択してエクスポートしてもエクスポートできなかったです)
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