【データ消失予防】 再インストールの手順
再インストールをすれば、ソフトウェアを入れたり消したりしたことによるレジストリのゴミや、ウィルスによる悪意のあるレジストリの改変やシステムの変更を元通りにできます。
でも、これによって、必要なファイルまで消してしまっては大変です。
そこで、このページでは、私の行っている必要なファイルや設定を消さず(復活させやすいようにする)に再インストールする方法を書いてみようと思います。
注1
私の行っている方法ですので、このページをご覧になった方々にとって必要なファイルを保存できているかどうかは分かりません。
注2
今回の再インストール方は Windows XPの方法です。
Windows Vista の場合は、一部、これとは違う方法になります。
再インストールの方法 - 管理人の場合 -
1. ソフトウェアの設定ファイルを保存する
ソフトウェアには、設定ファイルが作られることが多いです。
例えば、ホームページビルダーですと、転送設定などのデータが C:\Documents
and Settings\*********\Application Data\IBM に作られますので、再インストールする前に、それらのソフトウェアの設定ファイルを保存しておきます。
頻繁に再インストールする場合は、設定場所をテキストファイルなどにメモしておいて、効率よくデータ保存するようにすると、作業が楽になるかと思います。
2. IDやパスワードを記録する
近年は、ブラウザにIDやパスワードを保存できるようになりましたので、IDやパスワードを覚えていなかったり記録していなくても通販サイトなどにアクセスできるのですが、再インストールしてしまって、そのあたりのデータがごっそりと消えてしまうと、IDやパスワードを記録していなかったり覚えていない場合は、めんどくさいことになってしまいます。
ですので、再インストールする前には、IDやパスワードが消えてしまわないように、記録しておくと無難かと思います。
3. Outlook Express の メールデータを保存する
Outlook Express のメールデータは、 C:\Documents and Settings\******\Local
Settings\Application Data\Identities\{********-****-****-****-************(*
は 英数字)}\Microsoft\Outlook Expressに入っていますので、これをコピーします。
4. Outlook Express の アカウント情報を保存する
メールの送受信設定も保存できます。
Outlook Express を起動 → メニューバーのツールを選択 → アカウントを選択する → メールタブをクリック → エクスポートを選択 → 保存ボタンを押す
5. ブラウザのお気に入りのデータを保存する
IE : C:\Documents and Settings\*********\Favorites内のデータを保存する
Fire Fox : メニューバーのブックマークを選択 → ブックマークの管理を選択 → インポートとバックアップを選択 → バックアップを選択 → 保存ボタンを押す
5. 単語登録( Windows )のバックアップ用のデータを保存する
単語登録が消えてしまうと、また一から単語登録しなおしになってしまいますので、再インストールする前に、バックアップ用のデータを取っておくと便利です。
辞書ツールを開く → メニューバーのツールを選択 → 一覧の出力を選択 → 開くボタンを押す
6. 再インストール後にインストールするソフトウェアのリストを作る
後でパラパラと必要なソフトウェアをインストールするよりも、いっぺんにソフトウェアをインストールしていった方が効率がよいですし、インストールのし忘れもしにくいですので、再インストールの前に予め、インストールするソフトウェアのリストを作っておくと便利かと思います。
7. 再インストール後にインストールするドライバのリストを作る
再インストールした直後に必要なドライバをインストールした方が効率が良いですので、再インストールする前に、インストールが必要なドライバのリストを作ると無難かと思います。
8. プロダクトキーをメモする
パソコンのケースに貼り付けられているプロダクトキーをメモしておくと、インストール中のプロダクトキーの入力の際に便利です。
(関連ページ : 【紛失】 プロダクトキーの調べ方 【混乱】)
9. システムデータ以外の個人的なデータのバックアップを取っておく
システムデータの入っているCドライブに、後から自分で追加した個人的なデータがある場合は、外付けHDDなどにそれらのデータのバックアップをとっておきます。
通常、Dドライブの場合はCドライブのシステムデータを再インストールするだけでは消えませんが、念のため、外付けHDDなどにバックアップをとっておきます。
10. BIOSのUSB設定をOFFにする
内蔵されているカードリーダーがUSB接続されている場合、Cドライブがカードリーダーに割り当てられてしまう可能性がありますので、再インストールする前に、予め、USB設定をOFFにしておきます。
11. Windowsの再インストール用のCD-ROMを使って再インストールする
再インストール出来ない場合は、BIOSでデータを読み込む順番を フロッピーディスク → CD-ROM → ハードディスク にしてあげることで解決します。
(詳しくは、パソコンに添付されている取り扱い説明書をご覧下さい)
12. システムデータの入っているCドライブのデータを削除する
最初から新しくWindowsを入れなおす場合は、Cドライブのデータを全て削除して、その後で、Windows
をインストールします。
この時にドライブを分割できますので(CドライブをCドライブとDドライブに分割する場合など)、ドライブの分割を行いたい場合は、この時に行ってしまいます。
13. Windows をインストールする
11.を行って Cドライブが空き地になったら、Windows を再インストールします。
14. BIOSのUSB設定をONにする
9でOFFにしたBIOSのUSB設定をONに戻します。
15. リカバリディスクでドライバやソフトウェアをインストールする
パソコンに添付されているドライバ用のリカバリディスクがあれば、そこからドライバやソフトウェアをインストールします。
16(17). ネットワーク設定をする
セキュリティソフトをダウンロードして利用する場合は、先にネットワーク設定をします。
セキュリティソフトのソフトウェア用のCD-ROMなどがある場合は、先にセキュリティソフトのインストールをします。
17(16). セキュリティソフトをインストールする
セキュリティソフトのソフトウェア用のCD-ROMなどがある場合は、先にセキュリティソフトのインストールをします。手元にセキュリティソフトのソフトウェア用のCD-ROMなどがなければ、先にネットワークの設定を行います。
18. Windows Update をしてWindows を更新する
Windows を更新して、最新の状態にします。
19. ドライバをインストールする
リカバリディスクではインストールできなかった、個別のドライバをインストールします。
20. ソフトウェアをインストールする
リカバリディスクではインストールできなかった、個別のソフトウェアをインストールします。
21. ソフトウェアの設定ファイルを復元する
ソフトウェアの設定ファイルを復元します。
インストールした際にデータの入っているドライブが変更になってしまった場合は、設定ファイルが正常に作動しなくなることがあります。
(データの入っていたドライブが C → D に変更された場合など)
22. Outlook Express のメールデータを復元する
保存しておいたOutlook Express のメールデータを、 C:\Documents and Settings\*********\Local
Settings\Application Data\Identities\{********-****-****-****-************(*
は 英数字)}\Microsoft\Outlook Express に上書き保存して復元します。
23. Outlook Express のアカウント情報を復元する
Outlook Express を起動 → メニューバーのツールを選択 → アカウントを選択する → メールタブをクリック → インポートを選択 → 再インストール前に保存しておいた復元用のファイルを選択して開くボタンを押す
24. ブラウザに記録されていたお気に入りデータを復元する
ブラウザに記録されていたお気に入りのデータを復元します。
IE : C:\Documents and Settings\*********\Favorites内のデータを復元する
Fire Fox : メニューバーのブックマークを選択 → ブックマークの管理を選択 → インポートとバックアップを選択 → 復元を選択 → ファイルを選択ボタンを押す → 開くボタンを押す
25. ブラウザに記録されていたIDやパスワードを復元する
ブラウザに記録されていたIDやパスワードを復元します。
26. 単語登録( Windows )のバックアップ用のデータを復元する
単語登録を復元するときは、下の方法で復元できます。
辞書ツール → ツール(メニューバー) → テキストファイルからの登録 → 開く
27. 以上で再インストールは終了です \(^o^)/
お疲れさまでした。設定ファイルの保存など全てキッチリやったつもりでも、再インストール後に保存のし忘れなどがチラホラと出てくるかと思います。
そう言うのがどうしても嫌だなあと言う方は、C:\Documents and Settings フォルダ内のファイルを丸ごと全部コピペされるとよろしいかと思います。
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