【Webの住所】 IPアドレスについて
Web上でサイトを閲覧したり、メールを送受信したりするためには、自分はどこにいるのかが確定していなければなりません。
さもなくば、メールをどこに送って良いのやら、Webサーバーはどこへ情報を送り出せばよいのやら、まったく分からなくなってしまうからです。
そこで、自分の場所を確定させるための住所のようなものが決められています。
それが「IPアドレス」と呼ばれるものです。
この「IPアドレス」があることで、自分の場所やメールを送る相手などの情報を知ることが出来るのです。
ところで、この「IPアドレス」、実は32個の「 0 1 の数字」で表されています。
つまりこういうことです。
AさんのIPアドレス
11001001 00100010 00000100 10000100
BさんのIPアドレス
10000111 00101000 00100000 10000100
でも、これではあまりにも分かりにくいです。
しかも、IPアドレスが一箇所しか違わない場合、とても分かりづらいのが難点です。
そこで、この「2進数(32個)のIPアドレス」を10進数(4個)で表示しなおしたものが、通常の「IPアドレス」として使用されています。
例えば、先ほどのAさんのIPアドレスですと、2進数から10進数になるわけですから、
「201,34,4,132」がIPアドレスとなります。
【割って割って割りまくる】 10進数から2進数へ
183という数字を10進数から2進数にするにはどうしたら良いでしょう?
答えは簡単。電卓を使うのです。
でも、もし電卓が手元になかったら?
さらに、お手持ちの電卓に進数変換の機能がなければ?
・・・というわけで、10進数から2進数へ計算で変換してみたいと思います。
やり方は簡単。商(答え)が0になるまで、ただひたすらに割っていけば良いのです。
まず、183という数字を2で割ります。
すると、商が91になり、余りが 1 になります。
さらにそれを2で割ると、商が45になり、余りが 1 になります。
さらにそれを2で割ると、商が22になり、余りが 1 になります。
さらにそれを2で割ると、商が11になり、余りが 0 になります。
さらにそれを2で割ると、商が5になり、余りが 1 になります。
さらにそれを2で割ると、商が2になり、余りが 1 になります。
さらにそれを2で割ると、商が1になり、余りが 0 になります。
さらにそれを2で割ると、商が0になり、余りが 1 になります。
ですので183という10進数の場合、余りの数を上から順番に一の位から 10110111となります。
ちなみに、2進数を10進数に変える場合は、以下のような要領になります。
10110111という2進数の数字ですと8桁ですので、
1×(2の7乗)= 2×2×2×2×2×2×2 = 128
0×(2の6乗)= 0
1×(2の5乗)= 2×2×2×2×2 = 32
1×(2の4乗)= 2×2×2×2 = 16
0×(2の3乗)= 0
1×(2の2乗)= 2×2 = 4
1×(2の1乗)= 2
1×(2の0乗)= 1
・・・となり、さらに出た答えを全て足すと、
128+0+32+16+0+4+2+1 = 183
・・・となります。
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