無料のレンタルサーバーの落とし穴
お知らせ
現在は、現在私はさくらのレンタルサーバとムームードメインを使用しています。
詳しくは、【準備編】さくらインターネットへのサーバー移転をご覧ください。
私は、昔、無料のレンタルサーバーを利用した経験があります。
私が利用してきた無料のレンタルサーバーは以下の通り。
(ライブドア・ジオシティーズ・FC2)
現・メインサイト いーなコレクターも、昔は無料サーバーを利用して作成していました。
その経験から、無料レンタルサーバーを利用するに当たっての、注意点をいくつか述べたいと思います。
たかが広告、されど広告
無料のレンタルサーバーで注意しなければならないのは「広告」です。
無料のレンタルサーバーなわけですから、レンタルサーバー会社の運営費用のために、サーバーを運営している会社は広告を出したがります。
そこでいくつかの問題が発生する場合があります。
1、いきなり広告を出すと言われる
いきなり広告を出すと言われることがあります。
サーバーの方針の決定権はレンタルサーバー側にあるので、利用者側には「そんなのは許しません」と言う権利はありません。
2、いきなり広告の大きさや掲載位置が変わる
それまでは控えめだった広告が、いきなり目立つ位置に変更されてしまうことがあります。
この場合も、 サーバーの方針の決定権はレンタルサーバー側にあるので、利用者側には「そんなのは許しません」と言う権利はありません。
3、アダルト・出会い・ギャンブルなどの広告を掲載されてしまう
掲載する広告の種類を決定する権利はサーバー運営者の側にあるので、利用者側には「そんなのは許しません」と言う権利はありません。
3、WEBサイト(ブログ)の広告の掲載は不可
WEBサイトやブログに広告を掲載することを禁じている無料のレンタルサーバーは多いです。特に、広告の出ないタイプの無料レンタルサーバーでは、その規制がかかる傾向が強いです。
掲載される広告やその種類や掲載位置がずっと同じであればよいのですが、その保証はどこにもありません。
また、サーバー運営者にはそれを保証する義務もなかったりしますので、無料サーバーでサイトやブログを運営する場合には、いざとなったらそのサーバーを移転してもかまわないという覚悟や、短期間だけ運営するつもりという計画性が必要かもしれません。
(長期間サイト運営するのであれば、サイト移転の利便性を考えると、有料のレンタルサーバーを取得し、独自ドメインでサイト(ブログ)運営をされた方が無難であると思います)
サイト移転に伴う問題 1
無料のレンタルサーバーで困ることの一つに、サイト移転時のトラブルが挙げられます。
例えば、ブログで記事を作成していた場合、記事の持ち出し(他社レンタルサーバへの移転やMT化やWordPress化など)が困難になってしまうケースなどです。
この場合、1,000件以上のブログデータの持ち出しを行う場合には、大量の時間と手間隙がかかります。私はブログ移転の際、無料版のライブドアから有料レンタルサーバーのチカッパ!への移転をこの方法で行いましたが、相当に時間と労力を要しました。
(一時的にライブドアブログを有料版に切り替えて、そこからデータを持ち出すという方法もあったんですが、あまりにも申し訳なかったので、その方法は取りませんでした!(>ω<;))
さらに、これに画像データなどが加わると大変です。
1,000ページ以上の画像の張替えは、よほどの時間的な余裕がない限りは不可能ですので、事実上、データの持ち出しが困難となります。
サイト移転に伴う問題 2
無料版のレンタルサーバーの規約には、以下のような文章があるケースがあります。
(文章の文言は、各社バラバラではありますが・・・)
「トップページだけのサイトや、リダイレクト用のサイトは不可」
この文章は意外と落とし穴で、サイト移転を行った際に問題が生じます。
例えば、以下のようなケースです。
1、サイト移転した際に、リダイレクト出来ない
この場合、お客さんを新サイトへ自動的に送り出すことができません。
(リダイレクト不可なので)
2、検索エンジンでリンク切れを起す
これは、検索している時に時々見られる現象です。
リンク切れを起しているページが、検索結果に載ってしまっている状態です。
この場合、検索エンジン経由でサイトに来たお客さんは、新サイトに来れなくなります。
3、リンクの加点が消滅する
他サイトからリンクを頂くと、通常、加点が加わります。
検索エンジンにサイト移転を知らせるための「リダイレクト」を行えないと、この加点が無駄になってしまいます。
自分のサイトに掲載してくれているリンク(URL)を、他サイトの管理人さまに変更していただけるようお願いすることは通常は不可能なケースが多いので、この問題は意外と深刻です。(掲示板やブログの記事などにリンクを掲載してもらっている場合、ほとんどの場合は、URLの変更はされないです)
4、リンクを辿って来たお客さんが新サイトに来れない
掲示板やブログの記事に書かれたアドレスに行こうと、ハイパーリンクをクリックしたのに新サイトへリダイレクトされない場合、お客さんは新サイトへ来れなくなってしまいます。
5、サイトの記事をそのまま残して置くと、ペナルティの対象になる可能性がある 同じ内容のサイトなのに、URLだけ複数あるサイトを「ミラーサイト」と呼びますが、ミラーサイトとして扱われると、検索エンジンからペナルティを喰らう可能性があります。
5、アドレス(URL)の持ち運びが出来ない
これは、独自ドメインを取得していない有料版のレンタルサーバーでも同様なのですが、無料レンタルサーバーからサイト移転した場合、アドレスの持ち運びは出来ません。
(前述した「2」「3」「4」のトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります)
解決法
結局のところ、「有料のレンタルサーバー」+「独自ドメインでサイト運営」するのが一番無難であるように思います。(年間950円(2007年12月3日から値上げ)から独自ドメインを取得できるので、私は「MuuMuu Domain!」)で独自ドメインを取得しています。
独自ドメイン取得後、私は2回ほどレンタルサーバーを変えていますが、WEBサイトのアドレス(URL)の変更はしていません。
つまり、独自ドメインを取得してWebサイトにその独自ドメインを充ててやりさえすれば、レンタルサーバーの会社をいくら変わっても大丈夫なのです。
基本的に、独自ドメインを利用できるのは、有料のレンタルサーバーだけです。
(無料のレンタルサーバーで独自ドメインを利用できるのを聞いたことがないです。もしあったら教えてください・・・。(-人-)タノミマス〜)
ちなみに、昔は「ロリポップ! 」を利用していたのですが、使用できる容量が大きいのと(サイトが大きくなってしまったので・・・)、マルチドメインを利用できるということで(複数の独自ドメインを持っているため)、「チカッパ!」に乗り換えました。
「チカッパ」は、今のところ順調です。
(その代わり、マルチドメイン1個付きで月間700円くらいですので、ロリポよりサーバー代が高いです)
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