【URLはそのままで】 Movable Type から WordPress へ移行した


ご注意・ご免責事項 1

以下で記述した方法で、私の運営しているブログ(英語ブログ以外)はURLを変更せずMovable TypeからWordPressに移行出来ましたが、同じ方法でもできない可能性もありますので、予め予備のドメインなどを使って、実験してから行なってください。


ご注意・ご免責事項 2

私の運営中のブログでは色々とトラブルが出まくり、それの対処にも追われたわけですが、これは記事作成当時のMTのバージョンが古かったために起こっている可能性がありますので、皆様のブログ移転では起こらない場合もあります。
(Movable Type4 → Movable Type 5 → WordPress ではなく、Movable Type4 → WordPress だったので問題が発生した可能性もあります)


私が実際に行った Movable Type から WordPress へ移行するための手順

1. Movable Type のCGIのデータを全部バックアップする
特にプラグインなどなければMovable Type のインストール用のデータそのものでも良いとは思いますが、プラグインなどの追加のデータがある場合や、変更後のデータがある場合は、全部バックアップしておいた方が無難かと思います。


2. ブログのデータを全部バックアップする
ブログのデータを全部バックアップするのは大変かと思いますが、やっておいた方が無難かと思います。
万が一、Movable Type から WordPress への移行がメチャメチャになってしまい、URLもうまく表示されなくなった場合に復元が容易です。


3. サイト・パーマリンク・カテゴリ・タグ設定などを保存する(メモしておく)
WordPressの設定をする時に役に立つ場合があります。
また、何かあった時に復元しやすくなります。


4. テンプレートを全部コピーしておく
Movable Typeで使っていたテンプレートはWordPressでは使えないのは確かなのですが、オリジナルか、ほぼオリジナルのテンプレートを使用していた場合、Movable Typeのテンプレートを全部コピーしておくと、WordPressでテンプレート作成する際に参考になります。


5. カテゴリのファイル名を記録する
私がMovable Type から WordPress へ移行した2012年現在、カテゴリのファイル名はインポートできませんでした。(インポートできないと各カテゴリーのURLが変わってしまいますので、各カテゴリーのフォルダー名をメモし、手打ち各カテゴリースラッグ名を入れなおしました)


6. データベースを作成する
データベースの作成方法については、ご契約中のレンタルサーバーを参考にして下さい。


7. WordPressのデータをサーバーにUPする
プラグインのデータ&コピーしたいテンプレートのデータがある場合は、それもついでに所定の場所にUPします。プラグインもテンプレートも所定の場所にUPすれば、一々インストールせずとも、一気に放り込めるので楽で良いです。

ただし、両者とも有効化をしないと有効にはならないです。
(そのままでは使用出来ません)


8. WordPressをインストールする


9. WordPressのサイト・パーマリンク・カテゴリ・タグ設定などをする


10. WordPressのパーマリンク設定をする
この部分の設定の仕方によって、各個別記事、タグページ、カテゴリーページなどのURLが変わりますので、設定には注意が必要です。


11. WordPressの著者設定をする


12. WordPressの各プラグインの設定をする
足りないプラグインはインストールします。
Movable Typeでは検索ロボットに見せるためのXMLのサイトマップ作成固定ページで行いましたが、WordPressはプラグインで行えるようになりました。
このように、WordPressではいくつものプラグインを利用しますので、予め必要そうなプラグインを探してインストールすると、後々楽になるかと思います。


13. Movable Typeの管理画面でサイトデータをエキスポートする
エキスポートしたサイトデータ(記事・カテゴリ・コメントなど)は、そのままで普通に前と同じURLになったり同じように表示できるものと、同じようにはならないものがあります。
ですので、データがちゃんとエキスポートできているかを確認した方が良いように思います。
(できれば、本サイトで実験するのではなく、テスト用のURLで)

ちなみに、かなり昔のバージョンのものには <br /> が入っていませんでした。
そこで、昔のバージョンで <br /> の入っていない記事だけを抽出し、テキストエディターで <br /> を一括挿入しました。

エキスポートした記事を加工・修正する場合は、文字コードには気をつけたほうが無難です。文字コードが間違った状態で保存すると、文字化けの原因になります。


14. WordPressの管理画面でサイトデータをインポートする
不具合とかがあればエキスポートしたデータか、Movable Typeのエキスポート用のプログラムを修正してインポートし直します。

記事を削除しないままもう一度インポートすると、二重に記事が投稿された状態になってしまいますので、インポートし直す時は、前にインポートした記事データを削除してからインポートすることが大切です。(1,000の記事をインポートしなおしたら、記事数が2,000になってしまいます)

この際、WordPressの管理画面で記事を削除するのではなく、データベース操作画面で削除したほうがはるかに楽なのでお勧めです。
(こちらのブログ記事を参考にしました → https://wordpress.w.ezic.info/42.html

インポートされた記事には、ファイル名(WordPressの場合はスラッグ名)がついているのですが、この吐き出されたファイル名の - (マイナス)と _ (アンダーバー)がになっていることがあります。
(逆になっていないものもあるのですが。(^.^;)

ちなみに、英語ブログでは殆ど全ての記事で - と _ がになってしまったのですが、それはもう、悲惨な感じになってしまいました。(リンク切れ多数で、Google WEBマスターツールのリンク切れ多数ありと言うエラーメールが届いてしまいました。(/_;))

その英語ブログでは、全部の記事を新URLに htaccess ファイルを使ってリダイレクトしなおしました。
(最終的には、1,000ページ近くをリダイレクトしました)


15. WordPressのカテゴリのスラッグ名を編集する
5で記録したカテゴリーのスラッグ名を編集します。
各記事でもカテゴリーでもスラッグ名がURLに組み込まれますので、スラッグ名を前のカテゴリのファイル名と同じにしないと、各カテゴリーのURLが変わってしまいます。


16. WordPressのテーマ(テンプレート)編集やテーマ選択をする
前のテンプレートと同じものが良い場合は、前のテンプレートを参考にしつつ編集します。
(まあ、Movable Typeと同じだろうと高をくくっていたのですが、何気にここが一番難しかったです)


17. サーバー上に上がっているMovable TypeのHTMLファイルを削除する
Movable Typeのデータがあるうちは、そちらの方が表示されてしまうようでしたので、WordPressがちゃんと作動しているのかを確認するために Movable Type で作成したHTMLファイルを全て削除しました。


18. 上手く行っているかどうか確認する
上手く表示されているかどうかを確認します。
上手く行けていない部分があれば訂正します。


19. Movable TypeのCGIなどを削除する
Movable Typeで使用しているCGIなどを削除します。
この他CSSファイルなど、Movable Typeで作っていたファイルも削除します。
(WordPress のCSSはテンプレートファイルの保管場所が別にあり、そこから読み込んでいます)

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