【ネットワークアドレスとホストアドレス】 IPアドレスの中身

IPアドレスについて述べましたように、IPアドレスは32個の2進数の数字で表されます。
例えば、AさんのIPアドレスですと、
11001001 00100010 00000100 10000100
・・・という具合になるわけです。

ところで、このIPアドレスの内訳を見てみると、↓のようになります。

ネットワークアドレス ホストアドレス
11001001 00100010 00000100 10000100

最初の28個の2進数の数字はネットワークアドレスを表しています。
(赤い背景の数値です)

後ろの8個の数値はホストアドレスを表しています。
(青い背景の数値です)

ネットワークアドレスは、ネットワークのグループに割り当てられるアドレスです。
ネットワークのグループの数は世界中に無数にありますので、ネットワークアドレスもそれに応じて山のように存在するというわけです。

ところで、このネットワークアドレスなのですが、各々が自分勝手にネットワークアドレスをつけまくると、重複するIPアドレスが続出してしまいますので、ネットワークアドレスは公的な機関で割り振られます。

一方、ホストアドレスは、ネットワーク管理者が各ネットワークグループ内のコンピュータごとに割り当てるアドレスですので、ネットワークアドレスの同じAさんとBさんがいるとすると、ホストアドレスの部分だけが異なります。(ホストアドレスの数値が全て0或いは、全て1のものは、あらかじめ予約されていますので、割り当てできません)


【A子さんのIPアドレス】

ネットワークアドレス ホストアドレス
11001001 00100010 00000100 10000100

【B子さんのIPアドレス】

ネットワークアドレス ホストアドレス
11001001 00100010 00000100 00010110

【長さが違う】 ホストアドレスとネットワークの規模

ネットワークには様々な規模のものが存在します。
100人程度のネットワークもありますし、1000万を超えるネットワークのものもあります。
ですので、まったく同じネットワークアドレスを割り当てていては、大規模ネットワークですとホストアドレスが足りなくなってしまうという事態が発生してしまいます。

そこで、大規模ネットワークには短いネットワークアドレスを、小規模ネットワークには長いネットワークアドレスが割り当てられています。
また、↓の表をご覧いただけるとお分かりいただけるかと思うのですが、大規模ネットワークのネットワークアドレスはホストアドレス部分が長く、小規模ネットワークのネットワークアドレスはホストアドレス部分が短いです。


【大規模ネットワークのIPアドレス (ホストアドレスは24ビット)】

ネットワークアドレス ホストアドレス
11001001 00100010 00000100 00010110

【中規模ネットワークのIPアドレス (ホストアドレスは16ビット)】

ネットワークアドレス ホストアドレス
11001001 00100010 00000100 00010110

【小規模ネットワークのIPアドレス (ホストアドレスは8ビット)】

ネットワークアドレス ホストアドレス
11001001 00100010 00000100 00010110

このようなIPアドレスの割り振りによって、ネットワークの規模によるネットワークアドレスとホストアドレスのロスを減らすことが可能となっているわけです。


【分割するなら】 サブネットマスクでネットワークアドレスを設定する

ネットワークアドレスホストアドレスはIPアドレスの内容が違うとは↑の文章でも書いたのですが、その分割具合を指定するのがサブネットマスクです。
分割の指定方法は簡単。
ネットワークアドレスにする場合は「1」を、ホストアドレスにする場合は「0」を指定するだけです。


【大規模ネットワークのサブネットマスク】

ネットワークアドレスホストアドレス
1100100100100010 00000100 00010110
1111111100000000 00000000 00000000

【中規模ネットワークのサブネットマスク】

ネットワークアドレスホストアドレス
11001001 0010001000000100 00010110
11111111 1111111100000000 00000000

【小規模ネットワークのサブネットマスク】

ネットワークアドレスホストアドレス
11001001 00100010 0000010000010110
11111111 11111111 1111111100000000

サブネットマスクでネットワークをさらに小規模ネットワークに分割する

ホストアドレスに割り当てられているビット数をネットワークアドレスとして利用すれば、ネットワークをさらに小規模ネットワークに分割することが出来ます。

例えば、AAA株式会社という会社があり、16ビットのネットワークアドレスを割り当てられていたとします。
すると、AAA株式会社はホストアドレス用の16ビットを使って、さらに社内のネットワーク小規模ネットワークに分割する為に、その16ビットのホストアドレスを利用して、ネットワークアドレスを設定できます。


【分割前の「AAA株式会社」のIPアドレスとサブネットマスク】

ネットワークアドレスホストアドレス
11001001 0010001000000100 00010110
11111111 1111111100000000 00000000

【分割後の「AAA株式会社」のIPアドレスとサブネットマスク】

ネットワークアドレスホストアドレス
11001001 00100010 00000
太字はネットワークアドレスを拡張した部分)
100 00010110
11111111 11111111 11111
太字はネットワークアドレスを拡張した部分)
000 00000000

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