【無料で使える】 レスポンシブデザインをチェックするためのツール
レスポンシブ・デザインで気になるのが、『あの端末では、このサイトはどんなふうに表示されるんだろう? 』 と言うのがあります。
実際に実機を持っている場合、その実機で確認することもできますが、実機を持っていない場合、確認することが困難です。
また、スマートフォンやタブレット端末の場合、その実機以外のサイズも機種もありますので、自分の手持ちの機種でしか確認ができないと言うことになります。
ですので、できれば実機なしでもレスポンシブの状態を確認できるシュミレーターやツールが欲しいところだったりします。
Google Chrome
画面サイズやタップやスクロールの感じなどがかなり忠実に再現されている。
メジャーどころの端末は、だいたいこれでカバーできると思う。
昔はやたらと選択できる端末が多く、なんとKindleまで含まれていたが、現在は相当に数が絞られた。
1. URLを開く
2. Controlキー + Shiftキー + Iキーを同時押しする
3. 選択する端末を選ぶ
4. 縦向き・横向きを選ぶ
(デフォルトでは縦向き)
右上の三本線のアイコンをクリックした後、その他のツールを選択し、デベロッパーツールを選択することでも、ディベロッパーツールを起動させることができる。
レスポンシブを選択した場合 Responsive を選択した場合は、右・下・斜めを自由に広げたり狭めたりできる。
これでスタイルの指定に抜けがあるか確認できる。
iPadはサイズが自動で縮小表示されるので、ボケて表示される。
100%で表示する場合は、%の指定を 『 100% 』 にする。
PageSpeed Insights
Googleの提供しているスマホ・PC端末向けチェックサービス。
ユーザビリティの問題があるかどうか、表示速度を遅くしている何かしらの要因があるかどうかなど、あれやこれやチェックしてくれる。
スマホだけでなく、PC向けのチェックも同時にしてくれる。
CSSを複数読み込む場合、圧縮していない場合、Scriptを後から読み込んでいない場合などは、点数が著しく低くなる。
表示速度とユーザビリティ(タップしにくい要素があったり、枠からはみ出している要素があると注意される)のチェックはしてくれるが、スマホの横向きでの表示や、メインどころの端末でどう見えるか、タブレット端末ではどう表示されるかなどはわからない。
なので、Chromeでメインどころの端末でのチェックを、PageSpeed Insightsでページ表示を軽くするための作業を行うと良いと思う。
Google ウェブマスターツール
検索ワード、インデックスの状況、リンク元などなど、サイトやブログの管理人のための便利ツールを利用できるGoogleのサービス。
この中の Fetch as Google では、お客にはどのように見えるのか、クローラーにはどのように見えるのかをチェックできる。
ただし、Fetch as Google は数回使うと、ロボットかどうかのめんどくさい確認をさせられるので、これはあまりおすすめじゃない。
(たまに使うぶんにはありだとは思う)
画像がよくわかりにくい場合、左下の丸い矢印マークをクリックすれば別の画像が表示される。
普通は3〜4枚程度の画像を選択すればOK。
でも、何度も何度もやっていると、10枚近く選択させられるようになる。
不正解が増えても同じようになるので、不正解するかもしれない場合は、丸い矢印マークをクリックして、別の画像に切り替えた方が良い。
Fetch as Google の使い方
1. ダッシュボードで見たいサイトを選ぶ
2. 右サイドバーのクロールをクリック
3. Fetch as Google を選択
4. サイトかブログのURLを入力
5. 取得してレンダリングをクリック
6. パスのURLのリンクをクリック
ちなみに、robot.txt や htaccess ファイルなどで画像への直アクセスを禁止している場合、クローラーが画像への直アクセスができないため、Fetch as Google でも画像が表示されない。
モバイル フレンドリー テスト
Googleのモバイル用サイト判定チェックサービス。
スマホでも機種によってサイズは色々あるし、縦・横でも変わってくるので、モバイル フレンドリー テストでOKだったからOKと言うわけではない点が注意。
しかも、PageSpeed Insightsでそこそこしっかりチェックされるので、こちらは不要かもしれない。
User-Agent Switcher(Google Chrome のプラグイン)
このプラグインを入れるには、Chromeの拡張機能の追加で行う。
『 User-Agent Switcher 』 で検索すると出てくる。
多分大丈夫だとは思うが、一応、セキュリティの問題も考慮した方が良い。
端末によってテンプレートやCSSを切り替えているような場合は、これで確認できる。
ソースの確認はしやすい。
端末を切り替えると自動でページが更新される。
Internet Explorerの開発者ツール
1. URLを開く
2. F12キーを押す
3. エミュレーション(PCのアイコン)を選択
4. ブラウザプロファイルをWindows Phone にする
(ユーザーエージェントを切り替えるときは、ユーザーエージェント文字列を変更する)
エミュレーションの設定を変更すると、自動で更新される。
スマートフォンの選択は、何故か Windows Phone しかできない。
解像度 を カスタムに変更 し、幅と高さを指定すれば、スマホやiPadのサイズで見ることができる。
ただし、数値を自力で入力しないといけないため、結構めんどくさい。
Chromeのディベロッパーツールで確認した方が早くて便利。
Responsinator
端末やユーザーエージェントの偽装ができない。
なので、Wordpress などでユーザーエージェント(使用している端末)によって表示するテンプレートを変更したり、リダイレクトによる切り替えをしている場合は、正常に作動しているのかチェックできない。
(結論:Chromeで十分)
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